OCNモバイルONEには2種類の審査がある

OCNモバイルONEには、「契約審査」と「分割審査」の2種類の審査があります。

契約方法審査内容
SIMのみ契約契約審査
端末セット一括支払い契約審査
端末セット分割支払い契約審査
分割審査

契約審査

契約審査は、携帯会社でもっている情報から行う審査です。

過去の携帯料金の支払い状況(滞納)、短期解約や強制解約など、携帯会社利用に関する実績情報を確認します。

他の商品やサービスの未払いなどの情報は審査項目に含まれません。

【過去の携帯契約実績が悪い場合は審査落ち】

  • 不正目的で携帯契約
  • 他人や架空の名義での携帯の契約
  • 契約時の住所、氏名、生年月日で虚偽の申告
  • 自分の名義の携帯を、無断で他人に譲渡
  • 短期契約/解約を繰り返し

分割審査

分割審査では、スマホを分割支払いで購入する際に、必要となる審査です。

OCNモバイルONEでは、スマホを24回分割払いで購入できます。この分割払いはローンになりますが、このローンの審査には「CIC(CREDIT INFORMATION CENTER 割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)」という組織が持っている信用情報が深く関わっています。

CICは、クレジット会社の共同出資により設立された信用情報機関で以下の企業が会員として参加しています。

  • 携帯電話会社
  • クレジット会社
  • 百貨店
  • 銀行
  • リース会社
  • 家電メーカー系クレジット会社
  • 自動車メーカー系クレジット会社

CICではスマホ以外にも、さまざまな商品・サービスに関する、各個人の過去のクレジットカード、キャッシング、ローンなどの利用・支払いの実績情報が蓄積されていて過去に何かしらの料金で未払いなど支払いに関する信用が少ない人の場合は審査に通りません。

CICが提供した信用情報をもとに携帯電話会社が「分割払いをしても問題ないか」を判断します。問題ない場合は分割払いが承認され、NTTコミュニケーションズ株式会社が顧客の端末代金を立替払いすることになります。

分割払い契約の情報は、CICに新たな信用情報として登録されます。それ以降は、分割払いの支払い記録が毎月CICで更新されていくことになります。

CICはあくまでも信用情報を提供・登録するだけであり、実際に審査を通すか否かの判断はNTTコミュニケーションズ株式会社が行います。

記録は5年間残りますので、5年以内に割賦販売契約・ローン契約・クレジットカードの支払歴などに何か問題や滞りがったり、未納だと審査に落ちます。

OCNモバイルONE契約審査の内容

OCNモバイルONEでは審査がありますが、審査基準は一切非公開となっております。

NTTコミュニケーションズ株式会社では審査基準が設けられていますが、それを公開すると対策されるので秘密となっております。

審査はありますが、過去に何か問題があったり、申し込みに不備があったりなどしない限りは基本的に審査に通ります。

NTTコミュニケーションズ株式会社としては、1人でも顧客が増えた方が利益を上げられるので、1人でも審査に落としたくありません。

しかし、問題を起こし損害を与えそうなユーザーは別です。そのため、審査で厳正に適切なユーザーであるかを見極めてジャッジしています。

審査チェック項目内容
MNP予約番号有効期限切れMNP予約番号の有効期限の残り日数は、お申し込み日を含め、12日以上必要です。
同一名義で5回線契約OCNモバイルONEでは同一名義で5回線まで契約可能です。
転出元と契約者が違う転出元の契約者名とOCNモバイルで申し込みをしたときの契約者名が異なると審査に通りません。
本人確認書類と入力内容不一致本人確認書類を提出しますが、そこに記載されている名前・住所などの情報と申し込み内容が異なると審査に通りません。
クレジットカード名義と契約者名義が異なるクレジットカード名義は契約者本人限定です。
家族が滞納をしていたOCNモバイルONEを契約している家族が料金支払いを怠っている場合も審査に落ちます。
他社で滞納をしていた他の携帯電話会社(ドコモなど)で料金の滞納があった場合、審査に落ちます。

MNP有効期限切れ

OCNモバイルONEに乗り換えで転入する場合、MNP予約番号の有効期限の残り日数は、お申し込み日を含め、12日以上必要です。

MNP予約番号を取得してから4日以上経過してから申し込むとMNP予約番号の有効期限が12日以上ありませんので審査に落ちます。

この場合は、MNP予約番号を再取得して申し込むことになります。

同一名義で5回線契約している

OCNモバイルONEは同一名義で5回線まで申し込めるようになっております。6回線目からは申し込みが不可となります。

すでに5回線契約している場合は、1回線解約してから申し込みする形となります。

ただし、短期解約はブラックリストの対象となりますので、長期継続している回線を解約に限ります。

転出元とOCNモバイルの契約者が違う

転出元の契約者名とOCNモバイルで申し込みをしたときの契約者名が異なると審査に通りません。

嫁がドコモからOCNモバイルONEに電話番号をそのままにして転出しようとする場合、ドコモの契約者名が旦那の名義である場合、名義が異なるため転出することはできません。

この場合は、ドコモで名義変更の手続きを行います。ドコモショップへ行けば手続き可能です。契約者と利用者の2人でドコモショップへ行くことで手続きが迅速に進みます。

それぞれの本人確認書類を提出し、手数料を支払うことで名義変更ができます。

本人確認書類と申し込みの内容が異なる

本人確認書類を提出しますが、そこに記載されている名前・住所などの情報と申し込み内容が異なると審査に通りません。

一字一句でも間違っていると相違により受付されません。番地も完全一致させます。

「500-206」という番地を「500番206」と入力してしまうと、1語が違うので相違が起きます。

本人確認書類を確認しながら、そのまま入力するようにしましょう。最後に照らし合わせを行います。

クレジットカード名義と契約者名義が異なる

クレジットカード名義は契約者本人限定です。

家族名義のクレジットカードを使って申し込むと名義の相違が起きるので審査に落ちます。

クレジットカード支払いは、必ず契約者と同一名義のものをご利用ください。

家族が滞納をしていた

OCNモバイルONEを契約している家族が料金支払いを怠っている場合も審査に落ちます。

申込者と同じ住所に住んでいると家族とみなされます。住所が別なら家族かどうかNTTコミュニケーションズ株式会社側は判定できませんので、別住所の家族が滞納していても審査に通ります。

他社で滞納をしていた

他の携帯電話会社(ドコモなど)で料金の滞納があった場合、審査に落ちます。携帯電話会社にはブラックリストというものが存在します。

携帯電話の料金の未払いや短期解約などをすると、携帯電話会社の社内のブラックリストに入ります。

そこで、料金が払われないままの状態を放置すると、各携帯電話会社が共有するデータベースに登録されます。

そこまでいくとNTTコミュニケーションズ株式会社がブラック情報を見ることができるのでOCNモバイルONEでも滞納が疑われてしまいます。

OCNモバイルONE分割審査の内容

分割審査では「総合的な判断で」などと理由が明確ではない場合もあるため、今までの支払い状況や現在の経済状況を省みる必要があります。

クレジットカードや他のローン等の滞納

クレジットカードや他のローンを滞納すると信用情報に記録が残り分割払いの審査に落ちます。

自動車ローン・住宅ローン・奨学金・公共料金の滞納、消費者金融での多額の借金、債務整理などの履歴は信用情報が悪いです。

支払いをしても滞納の記録はしばらく残りますが、滞納状態を続けているよりは、審査が少しは通りやすくなります。

10万円以上の端末

スマホの購入金額も分割払い審査に影響が生じます。1つの基準として10万円以上の端末は審査が厳しくなります。

割賦販売法では、支払能力を超える与信を禁止していますが、例外的に”比較的少額(10万円以下)の生活必需品”については、支払可能見込額を超えて分割払いが利用できるとしています。

ただし、滞納等がないことが条件です。

10万円以上の分割の場合、「信用情報機関」の情報などを含めた審査が行われ、年収や現在の借り入れ状況なども考慮した審査になります。

クレジットヒストリーがない

クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンの利用履歴と、それに基づく信用情報のことです。

クレヒスには、本人識別情報や契約内容情報、支払い状況の情報などが記録されます。

カード会社や金融機関は信用情報機関に加盟しており、信用情報機関には利用者ごとの情報が記録されています。記録されているクレジットカードの利用履歴や信用情報は、加盟しているカード会社や金融機関にも共有されるのです。

クレジットカードや分割払いによる買い物を過去に一度もしたことがない人は、そもそも信用情報の履歴(クレジットヒストリー)がありません。

このようなクレジットカードを使ったことがない人については、支払能力を判断する材料がない(信用実績がない)ということで、スマホの分割払いが承認されにくくなります。

他のローンがある

住宅ローンやマイカーローンなど高額のローンを抱えている場合は、安定した支払いに難ありと判断され、審査に落ちる場合があります。

現在のローン状況が複数あったり、高額であったりする場合は敬遠されます。

ローンの与信枠が、限度いっぱいに達している審査は厳しくなります。与信枠は収入などが大きく関係するため、個人個人その金額に違いがあります。

OCNモバイルONE分割審査落ちした対処法

分割審査はより一層に審査が厳しくなっております。なるべく分割審査を回避できるような契約方法を選択するか、分割審査に通りやすい信用を獲得するかとなります。

スマホ一括支払い契約

スマホ一括払いに変更して契約することで分割審査を回避できます。

一括支払いが大変な場合は、1円端末を選びましょう。OCNモバイルONEでは、セール開催で1~2機種は1円端末を販売しています。

クレジットヒストリーを作る

クレジットカードを持ったことがない場合は、クレジットカードを発行して、適度に使用をすることです。

滞りなく支払いを済ませていくと信用が積み上がっていくため、無理のない範囲で利用する必要があります。

どこのカード会社でも問題ありません。年会費無料で審査が緩いクレジットカード作成にチャレンジしてみましょう。

10万以下の端末に変える

OCNモバイルONEで最新のiPhoneなど10万円以上の端末を購入していた場合、10万円以下の端末を選ぶことで審査に通りやすくなります。

スマホ代金が10万円以下の場合、「少額店頭販売品」という割賦販売法の例外措置にあたり、通常の審査を免れます。

割賦販売法とは、クレジット契約に関してルールを定めた法律です。

消費者の安心・安全を守るべく、信用情報機関の記録をもとに、支払可能見込額の範囲内でのクレジットの利用を提唱しています。

割賦販売法では消費者の利便性を考慮し、支払可能見込額の調査を簡素化できる例外措置を設けており、この中の「少額店頭販売品」に10万円以下の携帯電話も含まれています。

クレジットカードで分割する

スマホを一括で支払うほどのキャッシュに余裕がない場合、クレジットカードで分割支払いしてみましょう。

OCNモバイルONEの24回支払い分割ができないだけであって、クレジットカードの分割はできる場合はあります。

しかし、クレジットカードの分割は支払い回数によって手数料がかかりますので注意が必要です。

学生は家族に契約してもらう

OCNモバイルONEは成人していれば契約が可能です。大学生や専門学校生などの学生は収入が少ない、または全くないので、分割審査では不利に働きます。

契約を親などにお願いして契約してもらうのも1つの方法です。

OCNモバイルONEでは後から名義変更が可能です。

OCNモバイルONE審査結果にかかる時間は?

OCNモバイルONEは、スマホセットとSIMのみ契約では、到着までの時間が異なります。

スマホセットの場合は、到着まで1週間程度かかります。

SIMのみの場合は、到着まで2〜3日かかります。

スマホセットは端末を安く販売している都合上、不正な転売目当てや短期解約をしないかなど審査をするので時間がかかります。

SIMのみ契約の場合は、SIMカードのみ発送となりますので、端末セットよりも審査は緩くなります。

OCNモバイルONE審査受付できない理由

OCNモバイルONEのスマホセットは、SIMのみ契約よりも一段と審査を厳しくしています。

OCNモバイルONEでは、15000円のスマホを1円で販売したり、50000円の端末を30000円で販売するなど赤字トントンでスマホを販売しています。

スマホを安く販売していますので、短期解約によるスマホ持ち逃げをされない為に、不正契約が疑われる人には「402エラー」を表示させてお断りしています。

「402エラー」とは、ブラックリストに入っていることを意味します。

OCNモバイルONEを申し込みしたが「402エラー」が出て受付もされない場合は以下が考えられます。

審査受付できない理由内容
半年以内に短期解約OCNモバイルONEスマホセットを契約して半年以内に解約をすると端末転売や安い端末購入目当てと判断されブラックリストに入ります。
解約回数が多いOCNモバイルONEの利用期間にかかわらずスマホセットの解約回数が多いとブラックリストの対象となります。
同一住所の家族がブラックリスト自分がブラックリストに入っていなくても、同一住所の家族がブラックリストに入っている場合、エラーコードが出て申し込み受付されません。
スマホセールは、お一人様1セット限りOCNモバイルONEでは、「お一人様1セット限り。複数のお申し込みを確認した場合は、キャンセルとなり商品をお届けできません。」という注意書きをしています。
短期に契約を繰り返したOCNモバイルONEでは、同一名義で5回線まで契約できますが、短期間に集中して契約してしまうと不審に思われてしまいます。
契約実績が悪い過去のすべての回線で、最低利用期間をクリアした解約違約金が発生していない状態であっても、過去の契約実績などから判断して、契約は出来ない場合があります。

半年以内に短期解約したことがある

OCNモバイルONEスマホセットを契約して半年以内に解約をすると端末転売や安い端末購入目当てと判断されブラックリストに入ります。

この半年以内に解約というのは確実にブラックリストに入るラインです。

OCNモバイルONEスマホセールでスマホを安く販売するのは、契約継続を長期で利用するユーザーを呼び込む戦略に過ぎません。

端末セットを契約し短期解約をされたら、会社は安く端末を販売しているので料金から利益を回収できなくなってしまいます。

端末を安く販売して通信料で利益を得るので当然に長期で利用して頂きたいのです。

このブラックリストは半年以内の短期解約1回でなります。最低でも2年以上は継続利用してから解約が望ましいです。

解約回数が多い

OCNモバイルONEの利用期間にかかわらずスマホセットの解約回数が多いとブラックリストの対象となります。

1~2年の継続利用をしていても、解約回数が多い場合、不自然な契約を繰り返すユーザーとみなされますので、新規契約を受付できなくなります。

解約の回数がどれくらいでブラックリスト入りするかの基準は非公表ですが、解約1回でも怪しいので、解約せずに5回線まで契約してしまった方が間違いなく契約できるでしょう。

解約数のカウントされるのはスマホセットです。

SIMのみの解約は端末を安く購入しておりませんのでカウント対象にはなりません。

利用月数にかかわらず契約と解約を繰り返されることに問題がありますので、短期間の間にOCNモバイルONEの契約と解約をしないようにした方が良いです。

5回線まで契約できることになっていますが、安全にいくなら1回線を2年単位で契約と解約を繰り返す方が良いでしょう。

NTTコミュニケーションズ株式会社では、明確な以下の注意事項を明記しています。

過去にOCNの入退会を繰り返す等転売目的のおそれがある場合や、取引実績その他総合的な与信判断の観点から、注文をお断りする場合や注文確定後にキャンセルさせていただく場合があります。

同一住所の家族がブラックリスト

自分がブラックリストに入っていなくても、同一住所の家族がブラックリストに入っている場合、エラーコードが出て申し込み受付されません。

名前が異なる場合でも同じ住所で同一のグループとみなされるので、申し込みできなくなっています。

転売者は家族名義で申し込む不正をしいぇきますので、それに対する対策も取られています。

スマホセールは、お一人様1セット限り

OCNモバイルONEでは、「お一人様1セット限り。複数のお申し込みを確認した場合は、キャンセルとなり商品をお届けできません。」という注意書きをしています。

1回のセールで実施される期間は20日間程度です。このセール期間に、同一名義で2セット以上契約するとキャンセル扱いとなります。

新しいセールが始まりましたら、2セット目の申し込みが可能です。セール終了後、セールを実施していない期間も2セット目の契約はできません。

※スマホセット申し込み欄に、「お申し込みはお一人様1セット限りとさせていただきます。」とあります。

短期に契約を繰り返した

OCNモバイルONEでは、同一名義で5回線まで契約できますが、短期間に集中して契約してしまうと不審に思われてしまいます。

1カ月に1回ペースで契約が続くなど短期間に契約を繰り返す場合、一時的なブラックリスト入りすることがあります。

セールは毎月開催しているので、事実上、毎月に端末セット契約できますが、3カ月連続で端末セット契約すると、目的意識が疑われます。

契約実績が悪い

OCNモバイルONEの音声対応SIMは、2019年9月30日以前は、本人確認書類の確認が完了した日+10日後を含む月(利用開始月)を1カ月目として6カ月目までを最低利用期間として、解約違約金8,000円(不課税)でした。

NTTコミュニケーションズ株式会社では、過去の音声対応SIMの解約は全て把握されており過去解約した全回線がいつ解約しているかの履歴が残っています。

例え、過去のすべての回線で、最低利用期間をクリアした解約違約金が発生していない状態であっても、過去の契約実績などから判断して、契約は出来ない場合があります。

7カ月目に解約や、1年目に解約など、最低利用期間はクリアしていても短期解約が目立つ場合などもブラックリスト入りの対象です。

つまり、契約と解約の回数において悪質と判断されると新規契約を受け付けしなくなります。

たとえ2019年9月30日以前に半年以内に解約した覚えがない場合でも、利用期間だけが目安ではなく、契約と解約の回数実績も含めて総合判断されます。