ahamoエリア!山や海の電波繋がりやすい?

ahamoの国内対応エリア

ahamoは、ドコモの「5Gエリア」と「Xi(LTE)エリア」で利用できます。

ahamoは、FOMA(3G)エリアでは利用できません。

ahamoのドコモ回線の通信エリアは、ドコモが対応しているエリアと同じ通信範囲になります。ahamoだから、ドコモの既存プランよりも狭くなるということはありません。

ahamo対応エリア

ahamoはドコモと同じエリア

ahamoはドコモの料金プランとなりますので、ドコモの通信エリアと全く同じです。

ドコモで利用できていたエリア範囲はahamoでも利用可能です。

ahamoは格安プランの位置づけですが、エリアがドコモより劣るということはありません。

エリアは狭い?

ahamoのエリアは4G通信に対応しているので、人口カバー率は、関東甲信越で99.9%、全国で約99%となっています。

99%というのは、全国ほぼどこでも使えることを意味します。

「人口カバー率」は、携帯電話が使えるエリアの目安となる数字です。

携帯キャリアが基地局を建てて携帯電話が利用できるようになった地域を、だいたいの目安として示したものとなります。

NTTドコモは、5Gエリア構築のスケジュールを加速し、2024年3月までに全国1741の全ての市区町村への展開と、人口カバー率90%以上の実現を目指すと発表していますので、5G通信に関してはエリアが狭いと感じられることはあります。

ドコモとの違いはある?

ahamoはドコモと同じ回線であり、エリアも全く同じです。

ahamoはドコモのプランと同一の4G/5Gネットワークを利用しています。そのため、通信品質(エリア・速度・優先度)などの差はございません。

ただし、ドコモからahamoに契約変更と同時に端末を変えるとバンドを拾えないで電波が掴みにくいことはあります。

また、ドコモでは3G対応しています。ahamoで3Gエリア内に入った場合、ドコモの時のように使えないので、そうした違いはあります。

海外対応エリア

ahamo海外ローミングは、82の国・地域で「音声通話」「データ通信」が利用できます。日本人の渡航先約95%のエリアをカバーしています。

主な国・地域ではahamoのデータ通信が利用できます。

「データ通信」は月間データ容量(20GB)の範囲内であれば追加料金なしで利用できますが、海外での利用日数が15日を超えた場合は通信速度が制限されます。

ahamo海外エリア詳細こちら

エリアの特徴

ahamoのドコモ回線の特徴は、山や海にも強いことです。

山などでは高い木々などによって電波が遮られます。海では電波が届かないことによって、スマホの繋がりにくくなりますが、ドコモでは専用アンテナや小型基地局を設置し、山でも海でもスマホが使えるようにしています。

その為、ahamoはドコモの既存プラン同様に山や海で繋がりやすいです。

山には頂上付近、登山道、登山口などに山小屋がありますが、3キャリアの中でドコモが圧倒的に優位で、他社の2倍近くの山でつながる実績があります。

登山中における携帯電話を利用する点においてahamoは非常に繋がりやすくなっております。

ahamoご利用いただける登山道

山間部で強い理由

NTTドコモは、全国のすべての登山道で携帯電話がつながることを目指して通信網を整備しています。

登山道では、山影や木立に遮られて電波が届きにくい地点がありますが、NTTドコモでは、電波を山頂方向へ発射することで山のほとんどのエリアが繋がりすくなる努力をしています。

また、山間部は険しい地形となっており大型基地局が設置できない場所もあります。そのような場所では、山小屋の周辺や尾根づたいに小さい小型基地局を設置し、通信できるスポットを増やしています。

そうすることで山全体をカバーしているのです。

さらには、麓からの電波を受け取って、増幅させてから届きにくい山頂周辺などへ電波を再発信するブースタ装置の設置なども行っています。

ahamoエリア4G・5G通信について

ahamoは4G・5G通信が利用可能です。ただし、5G通信は5G対応端末でのみ利用できます。

4G対応端末は4G通信のみ利用できます。

3Gは利用不可

ahamoで国内はFOMA(3G)エリアは利用できません。端末が3G回線に対応していても、3Gエリアは利用できません。

NTTドコモの、3Gサービス「FOMA」と、ケータイ向けのインターネットサービス「iモード」を、2026年3月31日に終了します。同日に3Gは停波します。

ahamoで3G回線は使えませんが、仮に使えたとしても2026年3月31日には使えなくなる回線です。

ドコモは、4G(LTE)の普及による市場環境に変化に伴う契約数の減少や、5Gに経営資源を集中させるため、3G回線サービスを終了することにしました。

4G通信は安定

ahamoでも5Gのサービスが一部地域で提供されていますが、4Gの終了(停波)についての正式発表はまだなく、当面は終了しないだろうと考えられます。

今では4G対応の基地局は全国各地に普及が進み、全国どこでも電波が届きやすくなっています。

ahamoでは5Gエリア内では5Gにつながりますが、5Gにつながらない場所では4Gにつながります。

5G対応エリアはまだ少ない

NTTドコモは現在、次世代通信規格「5G」の普及に向け無線基地局の整備を急いでいます。

2020年3月サービス開始したNTTドコモの5G通信は、現在、対応エリアが狭いままな上に、エリア展開も進んでおりません。

5Gエリアを探すのに手間取る状況です。現状の5Gエリアは、特定の建物の中だけだったりその建物の周囲だけだったりと、ごく狭い地域に限られています。4Gがスタートした時よりもずっと厳しい状況のエリア範囲となっています。

2022年3月末時点で人口カバー率約55%、2023年3月末時点で約70%を実現する予定となっております。

5Gは電波が届く範囲が4Gより狭く、より多くの基地局建設が必要となります。4G並みに全国でahamo5Gを利用できるようになるのは、「2025年前後」となります。

ahamoは、4G・5Gを使えることになってはいますが、最初の3年は4G主体と考えて良いでしょう。

5Gは電波が届きにくくエリアが狭い

ahamoの5Gで使われる電波帯は4Gとは異なります。

現在、4Gで使っている帯域は700MHzから3.5GHzまでを、いろいろな形で使っています。

電波は、周波数帯が低いほど遠くまで届き、建物なども回り込みやすい性質があります。

それに対して高い周波数帯の電波は直進性が高く、色んなものが遮られやすい特性があります。

建物や壁での反射を使う方法もありますが、4Gのように低い周波数帯を使っている方が、広いエリアのカバーには向いています。

ahamoの5Gは現状、高い周波数帯を使っています。4Gとは大きく条件が異なります。

5Gのエリアが狭い問題を解決するには、いままで以上に基地局を多数配置しなければなりません。

NTTドコモは2021年3月末までに全政令指定都市を含む500都市に5G対応基地局を設置する予定で、この段階ではまだ点でのエリア展開がメインとなります。

面展開を本格化するのはその後からで、2021年6月末までに基地局数1万局、2022年3月末までに2万局を設置予定です。

2023年度中に「基盤展開率」97%を実現します。これは現在の4Gと同じくらいのエリアをカバーする予定としていることから、5Gのエリア整備には3年くらいかかります。

ahamoエリアに関する注意点

ahamoエリア内であっても繋がりにくい場所は存在します。

これはahamoだからつながりにくいということはありません。ドコモが繋がりにくい場所ではahamoも繋がりにくくなります。

利用者数による影響

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ahamoは4G・5G通信が使えますが、エリア内なら必ずしも高速通信が使えるわけではありません。

駅やイベントなど人が多く集まる場所や夜にケータイ電話を使うと通信速度が遅くなります。

インターネット接続などで利用するパケット通信は、元データを小さく分割し、複数のケータイ電話でひとつの回線を共有して送受信することにより、通信回線を有効利用しています。

そのため、ケータイ電話の利用者が多くなると、データの送受信に時間がかかるようになるため、通信速度が遅くなることがあります。

イベントや祭りなどで人混みが多くなると、狭い範囲に人が集まるため通信環境が混雑してahamoが繋がりにくくなることがあります。

いつもは問題ないのにahamoの電波が悪くなったと感じたときは、その場所で通信を遮る原因がないか確認してみましょう。

高層階で通信が途切れる

基地局の電波は基本的に下方向に出ているため、高層階には最寄りの基地局の電波は届きにくい状況です。

一方、見通しが良いため遠くの高所からの電波は届きやすくなりますが、基地局との距離が離れているためケータイ電話からの電波が届かないことがあります。

地下は基本つながりにくい

ビルの地下や地下鉄の駅構内などでは、屋外からの電波が届きづらいことがあります。

そのため、「屋内基地局(IMCS)」という設備により電波対策をして、屋内でもケータイ電話が使用できる場所があります。

ただし、半地下のように屋外や屋内基地局(IMCS)の両方の電波が届きにくい場所では電波が弱くなってしまい、ケータイ電話がつながりにくかったり途切れることがあります。

地下鉄で移動する際はahamoの通信が繋がったり、繋がらなかったりの繰り返しです。

電車の中では不安定

ahamoは電車の中では不安定な通信となります。

屋外を走行中の電車は、さまざまな方向から電波を受けながら走っており、車外の状況(建物や地形など)も刻一刻と変化するため、安定した電波が届かなくなり、つながりにくくなることがあります。

また、駅で停車中は構内の基地局から電波を受けていますが、駅構内の構造上どうしても車内まで電波が届きにくい場合があります。地下鉄などは、走行中、電波がまったく届かない場所もあります。