OCNモバイルONEからirumo乗り換えデメリット
OCNモバイルONEのメールは継続利用不可
OCNモバイルONEでは1契約につき、1つのOCNメールアドレスが無料で提供されます。
irumoでは〇〇〇〇@****.ocn.ne.jpという形式のOCNメールアドレスが利用できません。
irumoでは、ドコモメールアドレス(@docomo.ne.jp)が月額330円で利用可能です。メールアドレスは変更することになるのと有料になる点が変更になります。
データ繰り越しできない
OCNモバイルONEでは余ったデータ容量の繰り越しが可能です。
irumoではデータ繰り越しができません。余ったデータ容量は翌月に消滅します。
6GBプランを契約している方が、3GB以下しか使っていないなら3GBプランに変更するなどして無駄をカットしていきましょう。
データ通信SIMの取り扱いがない
OCNモバイルONEではデータ通信SIMの取り扱いがありましたので、音声通話SIMより安い料金で利用できました。
irumoは音声通話SIMのみ取り扱いしているので、音声通話を除いたデータSIMの取り扱いはありません。
2台目のタブレット専用に契約したい場合は向きません。
高速通信は最低3GBからしか選択できない
irumoの高速通信プランは、3GB、6GB、9GBの3つのみです。
OCNモバイルONEでは1GB、3GB、6GB、10GBプランがありましたが、irumoでは1GBがありません。
最低3GBプランからとなっているので、1GB以下で済む方にとっては無駄に料金を支払うことになります。
OCNモバイルONEからirumo乗り換えメリット
同じドコモ回線でもMVNOからMNOになる
OCNモバイルONEとirumoはドコモの回線を利用したサービスです。
OCNモバイルONEはMVNOというドコモの回線を借りて運用しているサービスです。
OCNモバイルONEは、ドコモから回線を借りる形でMVNOとしてサービスを展開していますがドコモ自身が運営しています。
一方、irumoはドコモの料金プランとなりますので、MNO回線です。ドコモの5G/4G(LTE)通信のサービスエリアで利用可能です。
MNOのirumoはMVNOのOCNモバイルONEと比べて、通信速度が速く安定しているなどの特徴があり、通信品質は高い傾向にあるのも魅力です。
口座振替支払いができる
OCNモバイルONEでご利用いただけるお支払い方法は、クレジットカードのみです。口座振替支払いは未対応です。
一方、irumoではクレジットカードの他に口座振替でも支払いが可能です。
OCNモバイルONEは端末を1円で売るなど激安で提供していた兼ね合いもあり、残高不足による料金未回収を阻止するために口座振替の申し込みを受付しておりませんでした。
irumoオンラインでは端末購入ができません。SIMのみ契約となりますので、料金未回収によるリスクがOCNモバイルONEより軽減されています。
基本通信容量を超過後の速度が100kbpsアップ
OCNモバイルONEでは、通信量が基本通信容量と繰り越しサービス分の容量の合計を超えた場合に、通信速度を最大200kbpsに制限します。
irumoは、基本データ容量を超過すると「3GB」「6GB」「9GB」の場合は送受信時最大300kbpsとなります。
この100kbpsの差は大きなものです。
同じサイトを閲覧するときでも、300kbpsだと読み込みスピードが結構速くなります。特に画像の多いサイトは、200kbpsだともたつきます。
海外でデータ通信が可能
OCNモバイルONEは海外で通話はできますが、データ通信はできません。
irumoを海外で通信(ネット)利用する場合、ドコモの海外ローミングサービス「世界そのままギガ」と「世界ギガし放題」が利用できます。
irumoは海外でデータ通信を利用する場合は有料となります。
世界そのままギガは、irumoで契約しているプランのデータ量を海外でも使えるサービス。
世界ギガし放題は、国内プランのデータを消費せずに、海外でのデータ通信が定額で使い放題になります。
世界そのままギガ | 世界ギガし放題 | |
---|---|---|
利用料金 | 1時間 200円 24時間 980円 以降2日〜30日まで利用可能 1,780円〜22,480円 | 1日あたり約24.4MB(20万パケット)まで:1,980円/日 1日あたり約24.4MB~無制限:2,980円/日 |
申し込み | 必要 | 不要 (データローミングをONにすることで利用開始) |
OCNモバイルONEからirumo乗り換え注意点
SIMカードを返却する
OCNモバイルONEは解約後はSIMカードを返却することになっています。しかし、強制ではないので、返却しないことによる罰則規定はありません。
SIMカードはOCNモバイルONEから購入したものではなくあくまで貸与品なので、返却が必要との規定になっています。
一方でirumoは解約後にSIMカード返却する必要はありません。
解約月は満額請求
OCNモバイルONEの解約月は日割り計算されず満額請求となります。そのため、irumoへ乗り換え時期は月末がベストです。
月末乗り換えしたとしても、irumoのデータ容量は翌月に繰り越しができませんので、月末利用開始で、利用できる日数は少ないのでデータ容量は余ってしまう点は損することになります。
OCN光セット割に継続は不可
「OCN 光サービス」とセットのご利用で、「OCN モバイル ONE」の月額利用料が、毎月220円(税込)割引になります。
irumoとOCN光サービスとの組み合わせによる割引サービスはありません。
irumoの「3GB」「6GB」「9GB」プランは、ドコモ光セット割で月額1,100円(税込)割引できます。
OCNモバイルONEからirumoへ乗り換え後は、OCN光からドコモ光に乗り換えが得策です。
OCN光からドコモ光への乗り換えは、工事不要で簡単です。OCN光とドコモ光は同じNTTの回線設備を利用しているため、工事不要です。
また、OCNのひかり電話を利用している場合も同じ電話番号を引き継ぐことができ、使っている電話機もそのまま使えます。
光回線を引き直すといった手間がなく、最短10日で乗り換え可能です。
一部のXi(4G/LTE)端末では利用できない
irumoは4G・5G通信サービスの料金プランですが、Xi端末でも利用できます。
しかし、irumoはFOMAエリアでの通信に非対応であることなどに伴い、一部のXi端末では正常に通信できなかったり、通信できても一定の制約があったりします。
一部機種では以下のような機能上の制約があるので注意しよう。
- 端末メニューから「ネットワークサービス」の設定を行えない
- 緊急通報時(110/118/119番への通話時)に「高精度な位置情報」を提供できない
- 機内モード中に緊急通報を行えない(緊急通報時の機内モード自動解除ができない)
ドコモの5G端末なら全て問題なくirumoで利用可能です。制約が不安な場合は5G端末をおすすめします。