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OCNモバイルONE繋がらない圏外になる原因は?
OCNモバイルONEの通信回線はドコモの電波と同じです。
ドコモは、800MHz帯、1.5GHz帯、2GHz帯、3.5GHz帯、そして東名阪でのみ利用可能な1.7GHz帯の、主に5つの周波数帯の電波を用いて携帯電話のエリア整備をしています。
この中で広いエリアをカバーするための用途として、主に800MHz帯と2GHz帯、2種類の周波数帯を使っています。その中でも800MHz帯は、5つの電波の中で最も周波数が低く、障害物の裏などにも電波が回り込む特性があり、遠くに飛びやすいです。
ドコモでは、主に地方や山間部など、広い範囲のエリアを効率よくカバーできることが求められる地域にて、800MHz帯の電波を積極的に活用することにより、広いエリアでの通信を可能にしています。
実際、3キャリアの中で都市部や山間部や田舎など広いエリアで一番繋がりやすいのはドコモです。
しかし、「地下」「ビルや家など建物の中」「ビルとビルの間」「トンネルの中」「車の中」「土地の起伏が激しいところ」などは、ドコモでも繋がらない場合があります。
その他ドコモの電波を使っているOCNモバイルONEで繋がらない場合は、複数の要因が考えられます。
OCNモバイルONE繋がらない圏外になる理由1:遮断による影響
室内でOCNモバイルONEでネットをする場合、電波はおもに窓から入ってきます。そのため、自宅やビルなどの窓の有無や、大きさによって室内での電波の強さに違いが生じます。
基地局の方向に大きな窓があれば、電波は室内まで届きやすくなります。しかし、窓が小さかったり、基地局に向いていない場合は電波が室内まで届きにくくなります。
電波は金属以外の物質であれば通過(透過)することがあります。ただし、材質や種類などによって電波の弱まる度合いが異なります。
そのため、窓以外から電波が透過して室内に届くことがありますが、窓からの電波と比べると弱い場合があります。
OCNモバイルONE繋がらない圏外になる理由2:高層階にいる
基地局の電波は基本的に下方向に出ています。その為、ビルの高層階には最寄りの基地局の電波は届きにくくなっております。
一方、見通しが良いため遠くの高所からの電波は届きやすくなりますが、基地局との距離が遠くなっているためスマホからの電波が届かないことがあります。
OCNモバイルONE繋がらない圏外になる理由3:半地下にいる
ビルの地下や地下鉄の駅構内などでは、屋外からの電波が届きづらいことがあります。そのため、「屋内基地局(IMCS)」という設備により電波対策をして、屋内でもスマホが使用できる場所があります。
しかし、半地下のように屋外や屋内基地局(IMCS)の両方の電波が届きにくい場所では、その限りではありません。半地下では電波が弱くなってしまい、スマホが繋がりにくくなります。
半地下から移動して対処しましょう。
OCNモバイルONE繋がらない圏外になる理由4:電車の中にいる
屋外を走行中の電車は、さまざまな方向から電波を受けながら走っています。電車車外の状況も速く走るため刻一刻と変化するため、安定した電波が届きません。
また、駅で停車中は構内の基地局から電波を受けているので走行中よりは繋がりやすいですが、駅構内の構造上どうしても車内まで電波が届きにくい場合があります。
地下鉄などは、走行中、電波がまったく届かない場所もあります。
OCNモバイルONE繋がらない圏外になる理由5:自宅は2階より1階の方が繋がりにくい
建物周辺の環境や立地条件により、電波が届きづらい環境の可能性があります。
自宅周辺が樹木や家屋で囲まれている場合などは、1階は電波が届きづらくなり2階に比べて電波が安定しないことがあります。