irumo一時帰国に利用する場合の選択

irumo一時帰国に向いている点

結論から言うと海外赴任中にirumoを利用継続する場合は、「0.5GBプランへ変更するか」「番号保管」するかとちらかに都合の良い方になります。

最低維持費が月額550円で済む

irumoの0.5GBプランは月額550円(税込)で済みます。

番号保管と比較すると月額が110円上がりますが、「電話番号認証のSMSが使える」「日本の一時帰国の際に使える」というメリットがあります。

海外在住者の日本の電話番号を維持するには、安い金額です。

ただし、0.5GBの通信速度は最大3Mbpsで、4Gネットワークのみ利用となっています。

3Mbpsの速度は遅いので、動画視聴には向きません。メールや文字だけの閲覧なら問題ない速度です。

サイトの閲覧は、画像などが多く表示される、いわゆる「重い」サイトの場合、3Mbpsでは快適性が損なわれる可能性があるため、10Mbpsほどが必要です。

0.5GBおすすめな方

  • 動画視聴、Web会議をしない
  • 通話やメール、チャットがメインでネットを使わない
  • サイトの閲覧は主に文章のみ
  • オンラインゲームをしない

0.5GBプランで維持なら電話番号付きSIMとしてメリット多数

海外赴任中にirumoの0.5GBプランで利用継続することで以下のメリットがあります。

国内と海外で音声通話が可能 電話番号があることで、国内と海外の音声通話ができるため、緊急時の連絡や予約などが簡単に行えます。
SMS認証ができる 日本のサービスでは、SMS認証が必要な場合があります。電話番号付きSIMであれば、これらの認証もスムーズに行えます。
長期滞在でも安心 長期間の滞在でも日本国内の連絡手段として安心して利用できます。

初期費用と違約金がかからない

irumoはオンラインで申し込みした場合は、事務手数料無料です。ドコモショップで申し込みした場合は、事務手数料3850円かかります。

違約金は無料となりますので、いつ解約しても違約金がかかりません。

つまり、0.5GBプラン契約で毎月550円の支払いだけで済みます。

irumo一時帰国を検討中の方が実施したいこと

番号保管する場合の料金

海外が滞在が長引き日本でirumoを使わない場合は、番号保管を検討します。

電話番号はキープしたままなので、本帰国した際には電話番号を継続利用することが出来る方法です。

irumo番号保管の料金は以下です。

手数料 オンライン:1100円
ドコモショップ:3850円
月額料金 電話番号保管:440円(税込)
メールアドレス保管:110円(税込)
ユニバーサル料:3円

月額料金は440円で0.5GBプランより110円安くなりますが、メールアドレスを保管すると変わらない料金となるので、0.5GBプランへ変更と変わらないです。

また、番号保管は手数料がかかるので、海外短期滞在の場合はプラン変更手数料のかからない0.5GBプランへの変更を検討して下さい。

物理SIMよりeSIMでirumoを使う

eSIMとは、スマホ端末に内蔵されているSIMのことす。irumoを一時帰国で使うなら物理的なSIMカードよりも、利便性が高いです。

一時帰国にeSIMがおすすめな理由

  • オンライン申し込みですぐ使えて配送の必要がない
  • 物理SIMと併用できる
  • 海外にいるときは現地のSIMを利用し、一時帰国で空港に着いたらirumoのeSIMに切替できる
  • 海外で機種変更してもeSIMの再発行が可能
  • SIMカードが必要ないので、スマートフォン本体があればすぐに設定が完了する

【eSIMとSIMカードの違い】

項目 SIMカード eSIM
形態 物理的なSIMカード 組み込み型(電子的)
交換の手間 カードの物理的交換が必要 端末での設定だけ
対応端末 SIMスロットが必要 eSIMに対応した端末のみ
キャリア変更 新しいSIMカードを購入・挿入が必要 設定画面で変更可能
サイズ・形状 マイクロSIM、ナノSIMなどサイズが異なる 物理的なサイズや形状は関係ない

海外でもSMS認証ができる

irumoは、国際SMSを利用することができます。

入国時などSMS認証を求められた際も問題なくSMSを受信することができます。

送信:送信文字数に応じて1回あたり50~500円です。(ご利用の機種またはアプリにより1回に送信可能な文字数が異なります)

国際SMS受信料は無料です。

国際SMS通信料はこちら

国際SMSメリット
  • 国際電話に比べてコストが安い
  • iPhoneやAndroidやガラケーやらくらくフォンとのやり取りも可能です。
  • 相手の電話番号と国さえわかればメッセージを送れる
  • 日本から海外の相手に送信、あるいは海外から日本の相手にも送信が可能

irumo一時帰国利用する際の注意点

海外でデータ通信するのは割高

irumoは、日本国内はもちろん、海外でも使用可能です。

irumoを海外でデータ通信使う場合は、「世界そのままギガ」と「世界ギガし放題」どちらかを利用します。

世界そのままギガ 時間・1~30日単位で自由利用
1時間200円
24時間980円~
世界ギガし放題 1日単位の定額制
最大2,980円/日
約24.4MBまでは1,980円/日

irumoを海外でネットを使う場合は、高額な別途料金がかかります。

開通は日本で行う

irumoは海外から申し込みできますが、開通は日本で行います。

irumoはSIMカードとeSIMでの申し込みにも対応しています。

eSIMはスマホ本体に内蔵されているため、SIMカードの差し替え不要、1台で2回線(デュアルSIM)の使い分けも可能です。

eSIMの場合、スマホに内臓されているSIMを使うため、配送の必要がありません。

維持費が必ずかかる

irumoは番号保管しても維持費が毎月440円かかります。これ以上安く維持することはできません。

auのサブブランドのpovo2.0や楽天モバイルの場合、長期間(約180日前後)全く通信をおこなわず回線を保持していると、利用停止になる可能性があります。

しかし、irumoは0.5GBプランを長期間使わなくても利用停止になることはないので、一時帰国の際だけ使いたいという人におすすめです。

海外から一時帰国で短期契約はおすすめできない

irumoは海外赴任中に維持費がかかるので、日本に一時帰国してる間にirumoを短期契約しようと考える方もいますが、irumoは短期解約はブラックリストに入る可能性が高まるので、次にirumoを契約しようとしても審査に通らない弊害が生まれます。

そのため、一時帰国用として、irumoの安いプランで継続するのが最善です。

申し込みには日本の住所が必要

irumoの電話番号付きSIMは、法律上、日本の住所がないと申し込みできません。

そのため、申し込みには日本の住所が必要になります。

海外在住者は日本の運転免許証を使って、電話番号付きのSIM・eSIMを申し込みすることで審査に通ります。