irumo対応バンド

irumo対応バンド(周波数)

irumoはドコモの通信回線を利用しているため、ドコモと同じバンドを利用しています。

irumoは、4Gと5Gの対応周波数帯(バンド)が合っていれば使えます。ただし、プランにより通信規格が異なります。

irumoの0.5GBプランは5G通信が使えません。4Gエリア内でのみ使えます。

irumoの「3GB」「6GB」「9GB」プランは、5G通信と4G通信が使えます。

プラン0.5GB3GB6GB9GB
月額料金550円2,167円 2,827円 3,377円
みんなドコモ割 カウント対象
dカードお支払割▲187円/月
ドコモ光セット割
または
home 5Gセット割
▲1,100円/月
月額料金
割引適用後価格
550円880円1,540円2,090円
国内通話料22円/30秒
SMS通信料(国内)3.3円/回(受信料 無料)

バンドとは

スマートフォンにおけるバンドとは、電波の周波数帯のことです。

スマートフォンやルーターなどの通信機器は、インターネットと接続するのに電波を用います。周波数帯は電波(データ)の通り道のような物で、同じバンドを使用している人が多いと、混雑してインターネットが遅くなります。

そのため、総務省がキャリアごとに使用可能なバンド(周波数帯)を割り当てており、キャリアで利用できるバンドのことを対応バンドと呼びます。

バンドはキャリアごとに異なる

自社で回線網を有するソフトバンク、docomo、auなどの事業者(MNO)は、対応バンドがそれぞれ異なります。次の表は、主なMNOの対応バンドをまとめたものになります。

キャリア 4G(LTE)通信 5G通信
ソフトバンクBand 1
Band 3
Band 8
Band 11
Band 28
Band 41
Band 42
n3
n28
n77
n257
ドコモBand 1
Band 3
Band19/26
Band21
Band28
Band42
n78
n79
n257
auBand 1
Band 3
Band 11
Band18/26
Band 28
Band 41
Band 42
Band 28
Band 41
Band 42
n3
n28
n77
n78
n257

スマートフォンはすべてのバンドに対応しているとは限りません。基本的にキャリアで販売されているスマートフォンは、キャリアで割り振られているバンドに対応しているので、そのまま利用できます。

しかし、キャリアで購入したスマートフォンを別のMNOに乗り換えたら、対応バンドが合わずに利用できなかったというケースがあります。

プラチナバンドに対応

irumoでは800MHz帯(バンド19)のプラチナバンドに対応しています。

プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯域を中心とした電波帯域を指す通称で、ビルなどの障害物があっても回り込んで電波が届きやすいという特徴を持っています。

一度に送れるデータ量は少ないものの、その特性から基地局の少ない地域や地下、屋内、山の陰などでも繋がりやすい周波数帯域であることから、携帯無線通信において最適な周波数帯域とも言われています。

プラチナバンドは障害物を回り込んで電波が届く性質を持つことから、基地局の少ないエリアでも安定した通信を提供しやすいため、契約エリアを拡大する上で非常に重要な存在となっています。

irumo4G/LTE対応周波数帯(バンド)

irumoのネットワークはバンド1(2GHz)、3、19(800MHz)、21(1.5GHz)で提供されており、1がメインでエリア構築されているが、それだけではエリアも速度も不十分で、山間部や都市部なら19、速度も重視するならば周波数の帯域の広い3や21に対応しているといいと言われています。

優:NTTドコモの4G周波数帯(B1、B3、B19、B21、B28、B42)すべてに対応しているもの
良:B1、B3、B19すべてに対応しているもの
可:B1、B3、B19のいずれかに対応しているもの
不可:NTTドコモの4Gを利用できないもの

Band 1(2.1GHz)

最も高い周波数帯であるBand 1(2.1GHz)は日本全国に基地局があり、速度も速く、ドコモ・au・ソフトバンクもLTEとして利用しています。

さらに海外でも広く使われている周波数帯なので、海外の端末でも対応している製品が多いです。

Band 3(1.8GHz)

東名阪エリア限定で使用される周波数帯。バンド3は東京、名古屋、大阪などの大都市で使用されている周波数帯で、広いエリアをカバーしつつ高速通信が可能です。

Band 1よりも高速(最大150Mbps)で、高速通信を担当する。

Band 19(800MHz)

ドコモのみ対応しているバンド19、は、「プラチナバンド」と呼ばれるものです。携帯電話の通信に適していると言われており、地下や地方の山間部など、電波がつながりにくいところでもつながりやすいのが魅力です。

地方の山間部や新幹線の中など、電波が繋がりにくいようなところではこれにつながることが多い特徴があります。

Band 21(1.5GHz)

Band 21(1.5GHz)というのは、日本独自の周波数帯。しかも、ドコモ回線独自のものです。

日本独自の周波数帯で補完的に用いられるバンド。そのため対応機種はまだまだ少ないが、最近は関東でも繋がるためあったらなお良い。

Band 28(700MHz)

Band 19と同じくプラチナバンドである。現在のところ優先度は低いが、今後大事になるのかもしれない。

Band 42(3.5GHz)

キャリアアグリゲーションdocomoはPremium 4Gとよんでいる)で用いる帯域であり、高速通信に用いられます。

キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯の電波を束ねて、1つの通信回線としてデータの送受信を行う技術です。

その速度は驚きの294 Mbpsであり、今後のdocomoの回線の整備を考えると対応していたほうが捗ると思われる。

irumo5G対応周波数帯(バンド)

NTTドコモでは、5G専用の周波数帯としてn78とn79、n257(ミリ波)という3個の周波数帯を利用している。

優:n78とn79両方に対応しつつ、ミリ波(n257)またはSAモードのいずれかあるいは両方に対応しているもの。
良:n78とn79のいずれにも対応しているもの。
可:n78かn79のいずれかに対応しているもの。
不可:対応する周波数帯がないもの

n78(3.3~3.8GHz)

Sub-6と呼ばれ、irumoにおける5Gの主要周波数帯です。端末がn78に対応していれば5Gを利用することができます。

Sub-6はもう1つの5G通信専用利用周波数の「ミリ波」よりも低い周波数帯のため、「ミリ波」に比べて障害物の影響を受けにくく、エリアを広くカバーするのに適しており、5G通信の中核を担っています。

n79(4.5~4.6GHz)

n79は、世界的に採用実績が少ないため、海外メーカーの製品では対応するものは限られる。

n79に対応していない場合、ドコモの5Gネットワークの半分は利用できないことになる。

n257(27.4~27.8GHz)

ミリ波と呼ばれる周波数帯です。

5Gが最終的に目指している「高速で大容量」「低遅延」「多数同時接続」を可能にするために必要な周波数帯です。

ミリ波は低い周波数に見られる電波が回り込むという特性がなく、屋外から屋内などで壁に浸透しない、いわば通り抜けにくい性質があります。

その一方で割り当てられた周波数幅が広いため通信速度の高さを期待できます。

ミリ波のn257はきわめて高速だが、エリアが狭く、遮蔽物や空気中の水分に通信性能が左右されるなど課題があります。