LINEMOはサブ回線として適切?
LINEMOの通信障害や通信エリアに備えて、サブ回線を持っておいた方が安心です。
LINEMOはソフトバンク回線となりますので、ソフトバンクの通信障害発生に備えてauやドコモの回線をサブ回線を持っておくことでリスクヘッジできます。
LINEMOのスマホが万が一使えなくなった時の備えとしてサブ回線を準備しておくことが重要なことです。
ソフトバンク回線
LINEMOはソフトバンクと同一ネットワークで通信できます。LINEMOはソフトバンクの回線をそのまま利用しているため、高速通信が可能です。
LINEMOはソフトバンク回線となっていますので、ドコモやauや楽天をメイン回線としているユーザーにとって、LINEMOはサブ回線となります。
サブ回線は?
LINEMOユーザーはメインがソフトバンク回線となります。
LINEMOのサブ回線として「ドコモ回線」「au回線」「楽天回線」を持つことになります。
■ドコモ回線の格安SIM
・OCN モバイル ONE
・y.u mobile
・mineo
・BIGLOBEモバイル タイプD
・HISモバイル
・IIJmio タイプD
・LIBMO
・b-mobile
・nuroモバイル
・QTモバイル
・イオンモバイル
・トーンモバイル
■au回線の格安SIM
・UQ mobile(UQモバイル)
・mineo(マイネオ)
・IIJmio
・BIGLOBEモバイル
・BIC SIM
サブ回線はメイン回線が通信障害や通信エリア外などで使えない時の予備として持っておくものなので月額料金を抑えられる格安SIMを選ぶのが最適でしょう。
サブ回線ならデュアルSIM
サブ回線は持ちたいけど、2台持ちはしたくないという方には、デュアルSIMがおすすめです。
デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードを挿入して、通信の使い分けができる機能です。
1台のスマホでメイン回線をLINEMO、サブ回線をpovo2.0などといった使い方ができます。
デュアルSIMは、物理SIMカードを2枚挿す場合だけでなく、物理SIMとeSIMの組み合わせも可能です。
LINEMOではeSIMも対応していますので、LINEMOはeSIMで契約し、povo2.0は物理SIMという組み合わせも可能です。
【組み合わせ種類】
- SIMカード+eSIM
- eSIM+eSIM
- SIMカード+SIMカード
さまざまな組み合わせがあります。なお、どの組み合わせでセットできるかはスマホの機種によって異なります。
eSIMとは何か?
「SIMカード」とは、携帯電話の加入者を識別する小さなカードのことです。
このカードをスマホに差し込むことで、音声通話やモバイルデータ通信を利用できるようになります。この仕組みを電子化したものが「eSIM」です。
例えばメインのLINEMO「ソフトバンク回線」にサブの「au回線(IIJmio)」を組み合わせれば、通信障害などの非常事態に備えられます。
【活用例】非常時に備えるサブ回線
●メイン回線:LINEMO(ソフトバンク回線)
スマホプラン(20GB)ではなく、最少料金のミニプラン(3GB)で契約を残します。
●サブ回線:IIJmioの「音声eSIM」(au回線)
データ通信を利用するときは、ギガ単価の安いサブ回線を活用します。メイン回線のトラブル時に、サブ回線で電話も使えるので安心です。
サブ回線を持った方が料金が安くなる
LINEMOで月間3GB~6GB以下しか使っていない場合でスマホプラン月額2728円を契約している方は、ミニプラン月額990円を2回線契約した方が得策です。
プラン | スマホプラン 1回線 | ミニプラン 2回線 |
---|---|---|
月額料金 | 2728円 | 1980円 |
データ容量 | 20GB | 6GB |
LINEギガフリー | LINEアプリのトーク、音声通話・ビデオ電話のデータ消費ゼロ | |
データ量超過後の通信速度 | 1Mbps | 300kbps |
5分かけ放題オプション | 月額550円(税込) | |
24時間かけ放題オプション | 月額1,650円(税込) | |
音声通話 | 国内通話は20円/30秒 | |
ネットワーク | ソフトバンクの4G/5Gネットワーク | |
利用可能データ容量の追加 | 550円/1GB |
3GBでは足りなくてスマホプランを契約する場合、月間6GB以下しか使っていない場合は無駄に料金を払っているということになります。
ミニプランを2回線契約して、メイン回線とサブ回線に分けることで、毎月748円(税込)の節約になります。
LINEMOサブ回線が役に立つ時
サブ回線は通信障害時に役に立つ
各キャリアにて通信障害は発生します。通信障害が発生すると日本全国に影響がおよび、通話や通信ができなくなる事象が発生します。
通信障害は12時間など長時間発生する恐れもあります。
今や通信は電気や水道に並ぶ生活するために欠かせないインフラです。
ドコモのような最大手でも通信障害を起こす可能性は十分にあります。
LINEMOはソフトバンク回線なので、ドコモ回線やau回線など他キャリアを利用できるようにサブ回線を契約することをおすすめします。
【通信障害で困る事例】
- 待ち合わせ
- 旅行中
- マップを見ながら目的地に向かっている時
- 大事な電話をしている時
- 緊急事態の時に連絡をしたい時
このような時に通信障害や回線が悪くつながらないと非常に困ります。万が一の時に困ってからでは遅いのでデュアルSIM運用やスマホ2台持ちでリスクを分散させることをおすすめします。
外出先で電波が繋がらない時
ちょっとした遠出をした外出先でソフトバンク回線が電波を拾わない時にサブ回線のドコモ回線やau回線をお持ちなら、リスクヘッジになります。
人が多い場所や地下などLINEMOではネットが繋がりにくい場所でも、別の回線に切り替えたら繋がる場合もあります。
スマホが圏外になると電話もLINEもできません。ネットにさえ繋がっていれば「LINE」アプリを使用することができます。
月末にギガが足りない時
外出先で動画視聴をしていたら月末にギガが足りなくなり速度制限がかかってしまった場合、データチャージは1GBあたり550円(税込)かかるので高額な出費となります。
LINEMOは3GBで月額990円となりますので、1GBあたり330円の計算です。これはデータチャージより安いです。
データ量を使い切っても高速通信ができる
LINEMOにサブ回線があれば、LINEMOの基本データ容量がなくなっても高速通信ができます。
LINEMOのデータチャージ(追加)は1GBあたり550円(税込)と高額なので、通信料の節約になります。
LINEMOサブ回線おすすめ格安SIM
LINEMOサブ回線おすすめ格安SIMを紹介します。
サブ回線は普段使うメイン回線ではなく、通信障害で使えない時、通信エリア外で使えない時、バッテリー切れで使えない時など万が一の時に使うものとなります。
そのため、データ容量は小容量で十分で、月額料金もなるべく最小限に抑えるのが最善です。
povo 2.0
LINEMOのサブ回線として、povo 2.0がおすすめです。au回線となっていますので、LINEMOのソフトバンク回線以外のキャリア回線です。
povo 2.0も同様に月額0円での運用が可能です。こちらは利用状況に合わせて「トッピング」を組み合わせて自分好みのプランを作るサービスとなっています。
povo 2.0は月額料金を0円とし、オプションの「トッピング」でデータ容量を選ぶ形となっています。
データ通信については、トッピングを購入しなくても、128kbpsの低速で利用はできます。
SMSの利用料金は、送信が1回あたり3.3円だが、受信は無料。国内通話料金は30秒あたり22円だが、着信は無料。つまり、SMSを受信したり、着信したりするだけなら、月額0円で運用できます。
ただしずっと0円のまま運用することはできません。
180日間以上、通話発信やSMS送信を利用しない、またはトッピングを購入しない場合、つまり有料サービスの利用がない場合、利用停止や契約解除になる場合があります。
180日以内に一度でも通話発信やSMSを利用すればいいわけではなく、一定金額以上の利用が必要になります。
日本通信(合理的シンプル290プラン)
日本通信「合理的シンプル290プラン」はドコモ回線の格安SIMで、電話番号による通話機能付きの音声SIMで、月1GBの高速通信が付いて月290円で、データ量は1GB/220円で加算される方式です。
月290円で済むのは1GBまでしか使わなかった場合で、それ以上は1GBあたり月220円がプラスされる従量制となっています。
月290円で済ませたいのなら加入後に上限を1GBに設定しましょう。
上限を高く設定した場合は、使えば使うほど料金が高くなり、5GBで1170円、10GBで2270円となるが、その場合でも使った分だけの料金となる仕組みです。
楽天モバイル
楽天モバイルは、データ利用量が月に1GB以下なら基本料を無料としてきましたが、2022年7月1日から提供される新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」では、無料枠だった1GB以下の枠が廃止されています。
0~3GBのデータ利用量で月額1078円(税込)というのが最低ラインの料金となりました。
そのため、サブ回線としてはおすすめできない料金プランとなりました。
LINEMOサブ回線が必要な方
仕事とプライベート用で分けたい方
仕事とプライベートで別々のスマホや電話番号を使いたいという方には、LINEMOでサブ回線の利用がおすすめです。
仕事とプライベート用で分けるメリットは以下です。
- メールの仕分けが楽になる
- 動画やゲーム用と通話用に分けられる
- SNSアカウントを分けられる
- 通話とデータ通信用に分けられる
使用用途別にスマホを使い分けできる
LINEMOでサブ回線の利用による端末の使い分けは、使用用途ごとにスマホを使い分けできます。
1台のスマホで連絡ツールやSNSの閲覧、ゲームや動画、音楽の視聴、写真撮影などを、すべて行うとなると、データ容量がすぐに埋まってしまったり、スマホの動作が重くなってしまったりします。
スマホを快適に使うためには、用途ごとに回線を使い分けることがおススメです。
メイン回線を電話やメッセージなどの連絡手段にして、サブ回線をゲームのプレイや動画再生、写真撮影や保存用端末にするなど使用目的を分けることで、1台ごとのスマホにかかる負担が軽減し、それぞれの目的を快適に行えます。
バッテリー切れのリスク回避
2台スマホを持っていると、バッテリーが切れた場合に便利です。1台のスマホだけ持ち歩く場合はバッテリー切れした時にスマホを使えなくなります。
バッテリー切れになると、連絡が取れないなど、ネットが見れないなど、外出時には大きな影響が出てしまいます。
紛失したスマホをすぐに探せる
2台持ちをしていると、スマホを紛失した際にすぐに探せます。
Android・iOS双方に、「Androidを探す」「iPhoneを探す」などの機能が搭載されています。
スマホにはさまざまな情報が入っているため、紛失した場合には、一刻も早く探し出さなければなりません。
Androidでは、Googleアカウントで「スマートフォンを探す」にアクセスすることで、位置情報が表示されます。
iPhoneの場合は、iCloudへサインインをして、「iPhoneを探す」を選択すると探し出せます。
LINEMOサブ回線の注意点
デュアルSIMはバッテリー消費が早い
デュアルSIMは2つの電波のスタンバイをするためシングルSIMよりバッテリーの消費量が早いです。
シングルSIMと比較して、1割~2割バッテリー消費が増えます。
電池消耗が大きいという事はそれだけバッテリー劣化も早くなります。
2台持ちは端末の出費が出る
デュアルSIM運用しない場合は、サブ回線用に端末をもう一台購入することになるので、端末代が余計にかかります。
料金が安く端末も安く、ブランドとして名高いのは、IIJmioのみです。サブ回線はIIJmioの端末セット契約がおすすめです。
2台同時に管理することになる
サブ回線があると2台分の端末を管理していくことになります。
スマホを2台持つということは、それぞれアカウントが必要です。設定や管理も2台分行う必要があるため、手間がかかります。
異なる端末それぞれの充電の管理も必要になってくるので、常にバッテリー状況を2台把握していくことになります。
2台どちらの端末でもカメラ撮影をしていると画像の管理も混乱してきます。
サブ回線はメイン回線と異なる通信回線にする
LINEMOのサブ回線は、緊急時の通信手段確保という役割を期待する場合、メイン回線のソフトバンク回線とは違う回線の通信会社を選びましょう。
例えば、LINEMOのサブ回線にワイモバイルを選ぶのはNGです。
ワイモバイルはソフトバンクが提供するサービスで、大元の通信回線がソフトバンク回線で同じだからです。
LINEMOで障害が起きたときにはワイモバイルも使えなくなるので、メインがLINEMOならドコモ回線やau回線の格安SIMを選びましょう。
ただし、通信障害に備えてサブ回線を準備する目的はなく、子供に持たせたりするのであればLINEMO2回線でも良いでしょう。