irumoサブブランド

irumoはサブブランド?

irumoはドコモのサブブランドではなく、ドコモのメインブランドになります。

NTTドコモの料金プランは「irumo(イルモ)」と「eximo(エクシモ)」と「ahamo(アハモ)」があります。

irumoはドコモが提供するプランの1つに過ぎません。

ドコモが提供

irumoは、OCNモバイルONEの後継プランとなりますが、ドコモのサポートをきちんと受けたい、ドコモ品質のネットワークを使いたいという声があり、ドコモとして提供することになりました。

irumoの運営は株式会社NTTドコモとなりますので、メインブランドになります。

現実問題としてirumoは、NTTドコモの料金プランというより、他社でいうところの「サブブランド」に近い内容です。

しかしドコモは「ドコモのサブブランドです」とは言いません。「irumoは同じドコモのサービスです」という見解を示しています。

irumoというブランド名は、Y!mobileやUQ mobileといった他社が運営している通信サービスのサブブランドと同じ位置づけではありません。

ドコモ本体が提供する料金プランに付けられたブランド名です。

ドコモの料金プランの1つに「irumo」があります。

ドコモは、irumoをエコノミークラスのサービスとして、他社のサブブランド対抗する構えです。

irumoは店頭でのサポートを付け、有料とはいえドコモの手厚いサービスを受けられる。

ドコモ品質のまま料金をエコノミークラスにまで引き下げることを念頭に、他社サブブランドと競合することなくサービス品質で勝負していきます。

料金プランのひとつ

NTTドコモではirumoを頑なに「NTTドコモの料金プラン」であると強調しています。いまだにahamoも「料金プランのひとつ」という位置づけです。

NTTドコモが、irumo、eximo、ahamoを「料金プラン」だと言い張るのは、2020年11月に当時の武田総務大臣がUQ mobileやワイモバイルが発表した値下げプランに対して「メインブランドではなければ不親切」という発言に縛られているからといえます。

本当はサブブランドとしたいが、総務省からの指令もありメインブランドの中にブランドを作る他ないのです。

当時、NTTドコモは2020年12月3日発表予定のahamoを「サブブランド」と準備していた。

しかし、その直前に「メインブランドで値下げしろ」との武田総務大臣からのプレッシャーがあったため、記者会見場では関係者に対して「ahamoをサブブランドとは絶対に言うな」という箝口令が敷かれたほどだった。

その流れを汲んでいるようで、irumoもeximoも「ブランド」ではなく「NTTドコモの料金プラン名」ということになっています。

ドコモの品質

irumoはドコモのプランとなりますので、irumoはドコモの回線を使用しています。

回線品質はドコモのプランと変わりありません。irumoは格安プランとなっていますが、回線品質がドコモのプランより劣るということはありません。

ドコモの通信網があるエリアなら問題なく通信できます。ドコモの5GエリアとXi(LTE)エリアで利用できるので、山間部でも快適に通信ができます。

irumoを実際に使ってみると、都市部・山間部に近い場所でも安定した通信ができます。

ドコモのサブブランドはない?

NTTレゾナントがドコモの完全子会社になる際、ドコモ本体に取り込んでMVNOをサブブランド化しないと宣言。

すでにあるMVNO市場の競争を加速させることが重要とし、ドコモのエコノミーとして他のMVNO事業者と連携することを考慮すると、サブブランド化するよりもMVNOとして充実化する方が最適としていました。

そのため、ドコモのサブブランドは現在ありません。

irumoと他社キャリアサブブランとの違い

Y!mobileはソフトバンクのサブブランド、UQ mobileはKDDIのサブブランドになります。

サブブランドは低料金ブランドと位置づけています。

もともとメインで展開していたauやソフトバンクに対するサブとしてのブランドとして、サブブランドと呼称しています。

UQ mobileもY!mobileも、元々は独立した携帯キャリアでした。

それがKDDI・ソフトバンクの傘下になったことにより、サブブランドという位置づけになりました。

格安SIMがキャリアから電波を「一部借りている」のに対し、サブブランドはキャリアの電波も共通で使えるという違いがあります。

irumoはメインブランドであるドコモの中の一部のプランに過ぎません。

UQモバイル

UQモバイルは、UQコミュニケーションズ株式会社が提供携帯電話ブランドです。

2007年にKDDIの子会社として設立された「ワイヤレスブロードバンド企画株式会社」が前身となっています。

元々は、WiMAX(ワイマックス)という規格を使ったモバイルデータ専業の企業で、モバイルWi-Fiルーターを販売していました。

2015年にKDDI系列の会社と合併し、「UQ mobile」のサービスが提供されます。

元々はauの電波を借りたMVNOでしたが、2020年にUQ mobile事業がKDDIに移管されたことにより、正式にauのサブブランドとなりました。

ワイモバイル

ワイモバイルの前身は、2005年に設立された「イー・モバイル株式会社」です。同名称の携帯電話ブランドを展開していました。

2014年に「ワイモバイル株式会社」に社名変更・ブランド名を「Y!mobile」と変えた後、2015年にソフトバンクに吸収合併され、ソフトバンクのサブブランドとなりました。