ドコモ対応バンド周波数帯

ドコモの4G/LTE対応周波数帯(バンド)一覧

NTTドコモでは、B1、B3、B19、B21、B28、B42という6個の周波数帯を組み合わせて4Gのエリアを構築しています。

これらの中で、通信エリアの広さで重要なのは、B1(2.1GHz帯)と、プラチナバンドのB19(800MHz帯)、人口の多い東名阪地区専用のB3(1.7GHz帯)の3周波数帯です。

ドコモでは5Gが登場していますが、まだまだスマートフォンで通信を使ううえで主役になるのは4Gです。

端末持ち込みでのドコモへ乗り換えや端末の買い替え時にはまず4Gを確認します。

Band 1(2.1GHz)

ドコモの主要周波数で、エリア対策用です。全国規模で広い範囲で運用されています。

ドコモから発売されているLTE対応機種の全ての端末が「Band1」に対応しています。

SIMフリー端末を使う場合「Band1」に対応しているか確認しましょう。

Band 3(1.8GHz)

東京、名古屋、大阪の大都市エリアのみで、割り当てられている周波数です。

「バンド1」「バンド3」は多くの携帯電話会社が使っているため、海外のSIMフリースマートフォンも対応している機種が多いのが特徴です。

Band 19(800MHz)

ドコモのプラチナバンドの中でも最重要であるBand19は、世界中でドコモしか使っていないバンドです。

ドコモの主要バンドで4G LTEおよび3Gで全国広く展開されています。

プラチナバンドと言われる低周波数の帯域で、電波が広く飛び携帯電話の無線エリアを広く確保できる周波数です。しかし、高い周波数と比較して通信速度は低くなります。

Band 21(1.5GHz)

Band 21は、日本独自の周波数帯で、ドコモ回線独自のものです。

「バンド19」「バンド21」はドコモしか使っていないため、海外のスマートフォンのほとんどが非対応です。

Band 28(700MHz)

Band 28(700MHz)は、一部のエリアのみで4G LTEで運用されているバンドです。また、この700MHz帯域では4G/3G周波数の5G周波数としての転用が行われています。

Band 42(3.5GHz)

バンド42はキャリアアグリエーション対応の端末で使われるバンド。

高周波数で建物がたくさんある場所では恩恵はありません。建物がない広い場所では恩恵があるくらいです。

ドコモの5G対応周波数帯(バンド)一覧

5G通信は対応する端末でのみ利用できます。4G端末では5Gを利用できないので、注意です。

NTTドコモでは、5G専用の周波数帯としてn78とn79、n257(ミリ波)という3個の周波数帯を利用しています。

ミリ波のn257は高速ですが、エリアが狭く、遮蔽物や空気中の水分に通信性能が左右されます。

5Gの主流となるのはn78とn79です。そのうちn79は、世界的に採用実績が少ないため、海外メーカーの製品では対応するものは限られます。

n79に対応していない場合、ドコモの5Gネットワークの半分は利用できないことになります。

n78(3.3~3.8GHz)

Sub-6と呼ばれ、ahamoにおける5Gの主要周波数帯です。端末がn78に対応していれば5Gを利用することができます。

Sub-6はもう1つの5G通信専用利用周波数の「ミリ波」よりも低い周波数帯のため、「ミリ波」に比べて障害物の影響を受けにくく、エリアを広くカバーするのに適しており、5G通信の中核を担っています。

n79(4.5~4.6GHz)

n79は、世界的に採用実績が少ないため、海外メーカーの製品では対応するものは限られる。

n79に対応していない場合、ドコモの5Gネットワークの半分は利用できないことになる。

n257(27.4~27.8GHz)

ミリ波と呼ばれる周波数帯です。

5Gが最終的に目指している「高速で大容量」「低遅延」「多数同時接続」を可能にするために必要な周波数帯です。

ミリ波は低い周波数に見られる電波が回り込むという特性がなく、屋外から屋内などで壁に浸透しない、いわば通り抜けにくい性質があります。

その一方で割り当てられた周波数幅が広いため通信速度の高さを期待できます。

ミリ波のn257はきわめて高速だが、エリアが狭く、遮蔽物や空気中の水分に通信性能が左右されるなど課題があります。

ドコモの対応バンドよくある質問

ドコモ回線で重要なバンドは?

ドコモ回線を利用したい場合、バンド1、3、19に対応している機種であれば、ほとんどの場所で快適に利用できます。

B1(バンド1)に対応していない場合は電波が届く範囲が少なくなります。

B3(バンド3)は東名阪で高速通信ができるもので、東名阪で使うなら必要です。

B19(バンド19)はプラチナバンドと呼ばれる、屋内などでもよくつながる周波数帯です。

4G LTEは特にプラチナバンドが重要です。

プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯域を中心とした電波帯域を指す通称で、ビルなどの障害物があっても回り込んで電波が届きやすいという特徴を持っています。

一度に送れるデータ量は少ないものの、その特性から基地局の少ない地域や地下、屋内、山の陰などでも繋がりやすい周波数帯域であることから、携帯無線通信において最適な周波数帯域とも言われています。

ドコモのプラチナバンドの中でも最重要であるBand19は、世界中でドコモしか使っていないバンドです。

ドコモでご利用になれる端末は?

ドコモでは、SIMフリーで通信規格が合う端末、もしくはNTTドコモが販売した端末にてご利用いただけます。

4GLTEのバンド1に対応していないと利用できません。また、4GLTEバンド3、19に対応しているとより繋がりが良いです。

バンドの確認はなぜ必要?

掴むことができる「周波数帯(バンド)」は端末によって異なります。

SIMフリー端末、SIMロック解除端末であっても、ドコモが使用している周波数帯の一部を掴むことができないといった機種があります。