Xiからahamo変更する場合
ahamoは5G通信サービス扱いとなるため、4G(Xi)からahamoへ変更の際は、端末やSIMカードなど注意する点があります。
Xiプランからahamoへの変更時は、場合によってSIMカードの交換が必要となります。
ドコモの場合4G(Xi)から5Gにする際はSIM交換をする必要があります。
「Xi」とは?
2010年に、NTTドコモがLTE方式の通信サービスの提供を開始しました。
LTEは、当時、3.9G(第3.9世代)に位置づけられていた通信方式ですが、現在では「携帯電話の通信方式は10年に一度、新たな世代が登場する」と説明されることが多く、LTEは4G(第4世代)の通信方式として扱われています。
ドコモのLTEサービスは、当初、「Xi(クロッシィ)」という愛称が付けられていました。
2G(第2世代)のサービスはムーバ(mova)、3G(第3世代)はFOMA(フォーマ)という愛称で親しまれており、それを受け継ぐ格好で「Xi」と名付けられました。
現在、Xiという愛称は徐々に使われなくなり、携帯各社は「4G」「LTE」と呼ぶようになりました。
そして2020年、携帯各社は5Gサービスの提供を始めています。そのエリアはまだ限られていますが、そのスペックは4Gを一回り超えるもの。
でも、日本の4Gサービスは、NTTドコモだけではなく、大手各社はいずれもどこでも繋がり、とても高速です。
Xiからahamoは5Gへの変更を意味する
ahamoは、2021年3月のサービス開始当初より5Gに対応しています。
ahamoでも、下り最大4.9Gbps/上り最大1.1Gbpsに対応するドコモの5Gサービスが利用でき、対応エリアでは4Gよりさらに高速通信が可能です。
ただし、使用場所や端末などの条件によっては、5Gへ接続できない状況も考えられます。
ahamoはドコモの5GエリアとXi(LTE)エリアで利用できますが、端末が対応していても、FOMA(3G)エリアでは利用できません。
ドコモのエリアマップでは、Xiエリアが全国に行き渡っていますので、FOMAしか使えないエリアはごく一部となります。
ahamoはFOMA単独エリアでは圏外となりますが、FOMAしか使えないエリアが少ないので心配ありません。
ahamoは5G通信対応プランとなりますので、Xiからahamoに変更することはXiから5Gへ変更を意味します。
ただし、引き続きahamoでも4G通信は使えます。
5Gスマホを使うならSIMカード交換が必要
ahamoで5Gスマホを購入し5G通信をするには、5G対応しているSIMカードが必要です。
Xi(4G)から5Gに契約変更する際、SIMカードの変更も必要な場合は新しいSIMカードが発行されます。
ドコモオンラインショップでは契約と端末を同時に購入できませんので、5Gスマホをahamoで購入するなら、契約後にドコモオンラインショップで機種変更となります。
ドコモオンラインショップで機種変更する際も、SIMカードの変更が必要な場合は端末と一緒に新しいSIMカードが発行されます。
そのため、Xi(4G)からahamoへの変更でSIMカード交換が必要か悩む必要はありません。
4Gスマホで5GのSIMカードは使える?
4Gスマホで5G契約のSIMカードを使うのは、ドコモの動作保証対象外となります。
通信できない・スマホの機能がうまく使えない等の不具合が出ることがありますので、5GのSIMカードで4Gスマホでは使わない方が良いです。
SIMカード発行手数料
Xiプランからahamoへの変更時に、SIMカードの交換となる場合は、「SIMカード準備料」「SIMカード発行手数料」は発生しません。
ただし、SIMカードを破損や紛失によって再発行する場合は有料となります。
SIMカード再発行手数料は、ドコモオンラインショップは1,100円となっています。
ahamoへXiから変更よくある質問
Xiからahamoへ変更で違約金は?
2021年9月21日にドコモは解約金の撤廃を発表し、202年10月1日から解約金が廃止されました。
いわゆる「2年縛り」と呼ばれている更新月以外で解約やお乗り換えをすると解約金がかかる制度がなくなりました。
現在、ドコモでは違約金制度がありませんので、Xiからahamoへ変更で違約金が請求されることはありません。
4G端末から5G端末に機種変更する場合
ahamo契約中に4G端末から5G端末に機種変更する場合、ahamoで発行された5G対応のSIMカードならそのまま利用が可能です。
ドコモオンラインショップで5G端末に機種変更する際も、SIMカードの変更が必要な場合は端末と一緒に新しいSIMカードが届きます。
ahamoへXiから変更する注意点
FOMA(3G)エリアでは通信できない
ahamoの5G通信サービスは、5GエリアとXi(4G/LTE)エリアでの通信に対応しています。一方で、FOMA(3G/W-CDMA)エリアでの通信に対応していません。
利用する端末がW-CDMA規格の通信に対応していても、FOMAエリアでは通信できない(=圏外になる)ので注意しましょう。
一部のXi(4G/LTE)端末では利用できない
ahamoは5G通信サービスの料金プランですが、Xi端末でも利用できるとされています。
Xi端末でも利用できますが、4G通信のみ利用できて5G通信は利用できません。
ただし、FOMAエリアでの通信に非対応であることなどに伴い、一部のXi端末では正常に通信できなかったり、通信できても一定の制約があったりします。
Xi通信サービス用の料金プラン(ギガホ、ギガホ プレミア、ギガライトなど)から機種変更せずにahamoへと移行する場合は、自分の使っている端末が5G通信サービスのSIMカードでも通信できるか、必ず確認するようにしましょう。
Xi端末は動作保証対象外
Xi(4G)端末でahamoの対応機種とされている場合でも、一部機種では以下のような機能上の制約があるので注意しよう。
- 端末メニューから「ネットワークサービス」の設定を行えない
- 緊急通報時(110/118/119番への通話時)に「高精度な位置情報」を提供できない
- 機内モード中に緊急通報を行えない(緊急通報時の機内モード自動解除ができない
一部のネットワークサービスは、ダイアラー(通話機能)を使って設定できます
ドコモは5G通信プランでは、Xi端末による通信は動作保証対象外となるので注意しよう。
開通手続きが必要
Xi(4G)から5Gへの変更では、SIMカードを取り付けた後に開通手続きが必要です。
開通手続きを行わないと正常に通信できません。