ahamoとドコモの違い
ahamoはドコモのプランの1つとなっていますが、ドコモのギガホ・ギガライトなどのプランと比較して大きな違いが多数あります。
回線
ahamoはドコモ回線となっています。ドコモの4G・5G通信が利用できます。
ahamoはドコモが自ら展開している新料金プランとなりますので、格安SIMのようにドコモから回線帯域の一部を借りて運営しているわけではありません。
電波
ahamoは、国内ではドコモの5GエリアとXi(4G LTE)エリアで利用できます。
ahamoで国内はFOMA(3G)エリアは利用できません。端末が3G回線に対応していても、3Gエリアは利用できません。
NTTドコモでは3G回線が利用できますが、2026年3月末に提供終了します。
速度
NTTドコモの公式発表では、ahamoはドコモとネットワーク品質が変わらないので速度が変わらないとしています。
昼の4G通信ではahamoとドコモともに100Mbps以上と動画速度も快適な速度で通信できるので、大きな差はありません。
実測の数値では若干ドコモの方が速くなることがあります。10~20Mbpsの違いで体感できるさ差はありません。
国内通話料
ドコモはファミリー割引適用で家族間通話無料になりますが、家族以外への通話料は30秒22円かかります。
ahamoは5分かけ放題が料金プランに含まれているので、5分までの通話が無料で、5分超過で30秒あたり22円かかります。
利用可能データ容量
ドコモは1GB~無制限プランまで幅広くデータ容量を選べます。
ahamoは基本データ容量20GBのみです。大盛りオプション加入で80GB増量はできます。
ahamoとドコモの違いでドコモにしかない特典
長期利用特典
ahamoでは「長期利用ありがとう特典」は対象外となります。
「長期利用ありがとう特典」とは、ドコモの対象となる料金プランをご契約のお客さまがお誕生月にd払いをご利用の場合、還元率が最大+20%にアップする特典です。
d払いは、アプリをダウンロードしてすぐに使いはじめられるキャッシュレス決済サービスです。d払いを利用することで、お誕生月に「長期利用ありがとう特典」のdポイント還元を受けることができます。
家族割
ahamoでは家族割の割引を受けることはできません。ただし、家族割のカウント対象には含めることはできます。
ファミリー割引は同じグループに属する家族間の通話が無料となるサービスです。
ファミリー割引は、ahamoユーザーから発信する場合は無料にならないので、通話時間が5分を超える場合は料金発生します。
なお、ドコモユーザーからahamoユーザーに発信する場合は、ファミリー割引が適用されるため無料です。
ahamoでドコモの家族割を利用する場合、ahamoユーザーにはメリットはありませんが、同じグループに属する家族にはメリットがあります。
みんなドコモ割
ahamoは、みんなドコモ割は対象外です。
ただし、ahamo契約回線についてもカウント対象となり、同一ファミリー割引グループ内における、ドコモのギガプランの月額料金については割引が適用されます。
みんなドコモ割では、家族で2回線契約していると月額500円、3回線以上契約していると月額1000円を割り引く。例えば3人家族で1人が「ギガホ」を契約しており、2人がahamoを契約したとしても、3回線契約していることになり、ギガホ契約者は月額1000円が割り引かれます。
※ドコモのギガプランとは、5Gギガホ プレミア/5Gギガホ/5Gギガライト/ギガホ プレミア/ギガホ/ギガライトの総称です。
ドコモ光セット割
ahamoはドコモ光セット割は対象外です。
ただし、ahamo契約回線をドコモ光のペア回線に設定した場合、同一ファミリー割引グループ内のahamo以外の対象回線へのドコモ光セット割は適用されます。
ドコモ光セット割とは、ドコモのスマホが毎月最大1,100円割引される優れたサービスです。申し込みも不要なので、条件を満たせば月額料金が自動で割引されます。
割引額は、契約しているスマホのプランによって変わります。
ハーティ割引
ahamoでハーティ割引は申込みできません。
ハーティ割引とは、身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳などの交付を受けており、利用者として登録されている方は、携帯電話の基本使用料や各種サービスの月額使用料を割引するほか、さまざまな特典があります。
子育てサポート割引
ahamoでは子育てサポート割引は申込みできません。
「子育てサポート割引」とは1人親世帯などを想定したもので、一定条件を満たすことで料金プランの月額料金を1100円(税入)、音声オプションの月額料金を770円割り引きします。
ahamoとドコモ機能の違い
キャリアメール
ドコモはキャリアメール「~@docomo.ne.jp」を無料で利用できます。
ahamoではキャリアメールの提供はありません。ドコモからahamo変更でキャリアメールを使う場合はメール持ち運びサービス月額330円で利用可能です。
この場合、メールアドレス変更ができません。
留守番電話
ahamoではドコモで利用できていた留守番電話サービスは利用できません。ドコモからahamoへプラン変更する際に自動解約となります。
ドコモには留守番電話サービスがあり月額330円(税込)で、通勤などの移動時間や大事な仕事で電話に出られない、または病院の診察中や習い事などで携帯電話の電源を切っている場合などに、電話をかけてきた方の伝言メッセージをお預かりします。
録音時間は最長で3分、保存件数は最大20件、保存期間は72時間となっております。
コンテンツ決済サービス
ahamoでキャリア決済を使えるのは、GooglePlayとiTunes関連のサービスのみです。
Androidは以下のGoogle Play関連の支払いがキャリア決済が可能です。
- Google Playストアによるアプリの購入や課金コンテンツ利用
- Google Playストアにおける動画・音楽・電子書籍の購入
iPhoneは、以下のキャリア決済が可能です。
- AppStoreでアプリを買う
- iTunesで音楽や動画を購入・レンタルする
- iBooksでの電子書籍購入
- Apple Musicの契約
- iCloudの課金
ahamoでは「spモード コンテンツ決済サービス」が利用できません。
これはコンテンツの代金を毎月の携帯電話料金と一緒に請求する、いわゆる“キャリア課金”と呼ばれる決済サービス。
spモード コンテンツ決済サービスにはいくつかの種類がありますが、ahamoの場合Google PlayやiTunesの支払いには別途「コンテンツ決済サービス」が提供されるほか、「d払い」「ドコモ払い」はahamoでも利用可能なので、アプリストアやECサイトでの商品購入などに影響は出ません。
影響が出るのは「dメニュー」に掲載されているコンテンツの決済が利用できなくなることで、利用者がahamoに移るとコンテンツは自動解約になります。
この決済サービスを使っていることが多いアーティストやアイドルの有料ファンクラブサービスと考えられることから、そうしたサービスの利用者はahamoへの乗り換えに際して慎重な検討が必要です。
ドコモは以下のコンテンツ決済が利用できます。
spモード コンテンツ決済サービス(dメニュー掲載コンテンツ)
spモード コンテンツ決済サービス(Google PlayTM)
spモード コンテンツ決済サービス(iTunes)
ahamoとドコモ契約の違い
お申込み窓口
ahamoではオンライン手続きでお申込みします。ドコモショップでのサポートをご希望の場合は「ahamo WEBお手続きサポート(有料3300円)」などをご利用になれます。
ドコモはオンライン手続き(My docomo)、ドコモショップ・量販店、電話(ドコモ インフォメーションセンター)などで申し込みできます。
ドコモショップでは無料で手続きを店員が行い契約できます。
相談窓口
ahamoの相談窓口はチャットのみです。電話や店舗では対応できません。ただし、契約後の手続きに関してドコモショップの有償サポートはあります。
ドコモはドコモショップ・量販店、電話(ドコモ インフォメーションセンター)、チャットサポートなどで相談できます。
ahamoと違う点はドコモショップで全般の相談を無料で実施します。電話での相談もできます。
契約者年齢
ahamo契約可能年齢は18歳以上です。18歳未満の未成年は契約ができません。
しかし、18歳未満の未成年は利用者登録することで契約ができます。
ドコモでは、中学生(13歳)以上であれば本人名義で回線契約を締結できます。契約者が小学生以下の場合、親権者名義での契約となります。