ahamoでSIMフリー端末は使える?

ahamoでSIMフリー端末は使えます。

しかし、ドコモはSIMフリー端末について動作確認を行っていないので、動作保証未確認となっております。

ahamoの対応機種は、ドコモ端末のみとなっております。

ドコモは他社製品の動作保証をしていない

ドコモはSIMフリーを含めた他社製品の動作保証を一切しておりません。

ドコモで過去販売していた・現在販売中の端末以外はドコモ側で一切の保証を受けらません。

ドコモの販売実績がない機種を利用すると、サービス・機能・ダウンロードしたアプリなどの利用が制限される場合があります。

これらの事象が発生するのは稀なケースではありますが、SIMフリー端末を使う場合はそのリスクを承知の上で使いましょう。

他社販売端末でahamoのSIMを使用した際に発生したトラブルについては、ドコモ側は一切責任を負えないので、利用は自己責任で行いましょう。

ドコモの周波数に対応なら使える

ahamoはドコモ回線となりますので、SIMフリー端末において以下3つのドコモ主要バンドに対応していれば使えます。

Band1
Band3
Band19

4G LTE2.0GHz帯 Band1
1.7GHz帯 Band3
800MHz帯(プラチナバンド) Band19
1.5GHz帯 Band21
700MHz帯(プラチナバンド) Band28
3.5GHz帯 Band42
5G3.7GHz帯(Sub6) n78
4.5GHz帯(Sub6) n79
28GHz帯(ミリ波) n257

ドコモが使っている電波の周波数帯は他にもありますが、上記の3つのバンドに対応しれば基本的には問題なくahamoで使用できます。

もちろんドコモで対応している全てのバンドに対応したSIMフリー端末の方が電波の繋がりやすさは更に上がります。

基本的にBand28はドコモで販売しているスマホの中でもハイエンドモデルのみが対応、Band21とBand42はミドルスペック以上のスマホが対応しているバンドであり、主に使われているBand1、Band3、Band19を補完する役割として使われているため、気にすることありません。

SIMフリー端末の大部分がahamoで使える訳

ドコモの対応バンドや周波数は多くのSIMフリースマホで対応しています。

そのため、国内で販売されるSIMフリー端末でドコモの回線が利用できない端末はほとんどありません。

ドコモ・au・ソフトバンクと3大キャリアの中でも、契約者数が一番多いドコモの周波数を使えるように端末を製造することは自然な流れです。

日本に流通しているということは、最低限ドコモ回線には対応しているSIMフリー端末です。

ドコモの対応バンドの中で重要なのは、B1(バンド1)です。このバンドに対応していない場合は電波が届く範囲が少なくなります。

また、B3(バンド3)は東名阪で高速通信ができるものです。東名阪で使うなら対応しているといいでしょう。

B19(バンド19)は、プラチナバンドと呼ばれる、屋内などでもよくつながる周波数帯です。これは自宅やオフィスで使うなら必須のバンドです。

SIMサイズはnanoSIM

ahamoでは、SIMサイズがnanoSIMとなっております。

マルチSIMではありませんので、MicroSIM・標準SIMの2つは利用できません。

nanoSIMカードとは、microSIMカードよりさらにひと回り小さくなった、最も小さなサイズのSIMカードです。2012年頃より採用され始め、現在では主流となっています。

現在のAndroidやiPhoneのSIMサイズはnanoSIMとなっています。

ahamoでSIMフリーの設定方法

ahamoでandroidのSIMフリー端末を使う場合はAPN設定が必要な場合があります。SIMカードを差し込んだだけで使うことはできない場合はAPN設定をします。

Androidの設定方法

Androidの場合は「APN設定が必要」と「自動でAPN設定が完了するため設定不要」な機種があります。

基本的なAPN設定は以下の手順で進めますが、機種によって異なります。

  • 設定を選択
  • 「ネットワークとインターネット」を選択。
  • 「モバイルネットワーク」を選択。
  • 「詳細設定」を開く。
  • 「アクセスポイント名」を選択。
  • 右上の「+」ボタンを選択。
  • 「名前」は任意のものを入れる。「APN」を「spmode.ne.jp」に設定。
  • 右上の「︙」ボタンをタップし「保存」する。
  • 先ほど設定したAPNにチェックをする。

iPhoneの設定方法

ahamoでiPhoneを利用する場合、APN設定は不要です。SIMカードをiPhoneに挿入するだけですぐに使えるようになります。

iPhoneの場合、APN設定は自動で完了します。

そのためSIMを挿入したら発信テスト(111へ発信する)をし、発着信ができることを確認しましょう。

ahamoで使えないSIMフリー端末

ahamoで使えないSIMフリー端末は以下です。

他社回線のSIM解除がされていない

ahamoで使用する場合、auやソフトバンクなど他社のSIMロックがかかっていない機種を用意する必要があります。

SIMロックとは、他社のSIMカードを挿入しても利用できないように制限がかかっている状態のことで、ロックがかかっているとドコモ回線の使用ができません。

他社回線のSIMロックがかかっている場合には、SIMロック解除を行いましょう。

ドコモの通信方式と異なる機種

SIMフリー端末でも、ドコモの通信方法と異なる機種の場合には通信できません。

通信方式は各社で異なるため、機種がドコモに適応しているかどうかしっかりと確認しておく必要があります。

ドコモの通信方式については、以下のとおりです。

・第3世代:W-CDMA、HSPAなど
・第3.9-4世代:LTE-A、LTE
・第5世代:5G

ドコモの周波数帯に対応していない

通信方式以外にも周波数帯の確認も行います。ドコモの周波数があっていなスマホにSIMカードを挿入しても通信できません。

ドコモの対応周波数については、以下のとおりです。

・5G:3.7GHz帯(n78)、4.5GHz帯(n79)、28GHz帯(n257)
・4GLTE:2.1GHz(バンド1)、1.8GHz(バンド3) 、800MHz(バンド19)

国内で使用可能なマークがついていない

日本国内で使用できるスマホには、「技適マーク」がついています。

技適マークとは、電波法が定めている技術基準を満たしていることを証明するためのマークで、このマークがなければ日本では使用できません。

技適マークがないスマホを利用すると電波法違反になるため、SIMフリー端末を購入する際には必ず確認しましょう。