ahamo小盛りとは?
ahamoの料金2,970円(税込)に、月額1,980円(税込)の大盛りオプションをご契約いただくことで、ご利用可能データ利用量がahamoの20GBに加え80GB追加し合計100GBご利用いただけるようになります。
小盛りとは、その逆の意味でahamo基本データ容量が20GBとなっていますので、20GBより小さいプランを意味しています。
現在、ahamoでは小盛りは出ておりません。
小盛り商標登録は?
商標登録とは、わかりやすくいうと、商品やサービスにつけるネーミングやロゴを特許庁に登録することです。
商標登録がされると、商標登録出願をした出願人に、商標権が付与されます。
出願人は、商標権を持っている人という意味で、『商標権者』となります。
商標権は、登録された商標を、予め指定した商品・サービス(指定商品・指定役務といいます)について独占的に使用することができる権利です。
また、商標権者ではない第三者は、登録商標と同一又は類似する商標を、指定商品・指定役務と同一又は類似する指定商品・指定役務について使用することができません。
「小盛り」はNTTドコモ株式会社が商標出願を出しています。
ahamo小盛り提供予定は?
ahamo小盛りについて、ドコモ社長は次のように述べています。
いつでも前言撤回はあるが、今は「小盛り」は考えていない。月20ギガバイトよりも小さいプランを出してもしょうがない。
既に(月のデータ通信量が少ない利用者を対象にした)ギガライトなどがある。いくつも小さいプランをつくっても、ARPU(契約当たり月間平均収入)を上げていこうという戦略と整合しない。
だから基本は20ギガバイト以上だ。20ギガバイトでは足りない人を逃さないために「大盛り」をつくった。
現時点では、小盛り作る予定はありません。ただし、「前言撤回」と前置きして言っています。これは前に言った言葉を取り消すこと。すでにした発言や意見を打ち消すこと。を意味します。
ドコモは「小盛り」を商標登録していますので、将来的に必要な時期がきたら小盛りを出す可能性は残されています。
その時のカードとして商標登録をしています。
ahamo小盛りを用意しない理由は?
OCNモバイルONEとのすみわけ
エコノミーMVNOは、ドコモと提携したMVNOのことです。
回線自体はドコモから借り、MVNO側が運営していますが、ドコモショップで取り扱われているのが通常のMVNOとの大きな違いと言えるでしょう。
ドコモは、このエコノミーMVNOを「小容量をカバーする料金」と位置づけています。
OCNモバイルONEは0.5Gバイト 550円/月からの低価格な料金プランがそろいます。
より安い料金プランを求めるユーザーやスマホを初めて使う人は、エコノミーMVNOでカバーできるという考えです。
ドコモにギガライトがある
ギガライトは「家族間国内通話無料」「データ通信」「インターネット接続サービス(ISP)」の3つがセットで使える定額料金プランです。
ギガホとの違いは利用したデータ量によって料金が変わる従量制プランという点です。
利用可能データ量 | 定期契約なし |
---|---|
<ステップ4> ~7GB | 6,765円(税込) |
<ステップ3> ~5GB | 5,665円(税込) |
<ステップ2> ~3GB | 4,565円(税込) |
<ステップ1> ~1GB | 3,465円(税込) |
ドコモとしては小容量プランはギガライトを選んでもらうという考え方を持っています。ただし、ギガライトの最低料金がahamoより割高となっているので、本質的には選んでもらうに値するものになっておりません。
収益が削られるため
ahamoは他社のオンライン専用プラン/ブランドとは異なり、20GB未満の小容量はカバーされていません。
現状では、エコノミーMVNOがこうしたユーザーの受け皿になるとしていますが、ネットワークやサービスに“MNO品質”を求める声には答えられていません。
やみくもに低容量で安価なプランを導入すると、収益が削られてしまうため小盛りを出さないのです。
現在なら、3GB以下のユーザーまでもが20GBの基本料金月額2700円(税込2970円)を支払っています。
小容量しか不要な層が小盛りになってしまうと収益が削られるので、ドコモとしては小盛りを出したくないでしょう。
料金値下げ合戦をしない方針
ahamoは料金値下げ合戦をする気はないようです。ドコモ社長は以下のように述べています。
価格弾力性で動く利用者は、他に安いプランが出たらまた動く。どちらかというとロイヤルカスタマーではない。対抗して安いプランを出しても、料金の叩き合いになって不毛だ。「小盛り」とか「中盛り」とか始めたら、料金戦争が始まるだろう。
我々にとっては、ahamoのコンセプトが好きであるとか、安心安全につながる信頼性を重視するといった、ロイヤルカスタマーを増やすことが一番大事だ。このようなロイヤルカスタマーは、300円くらい値下げしても喜ばない。そんなお金があるのであれば「もっと5Gに投資してつながるようにしてほしい」となる。
幸い今のところahamoはうまくいっている。そのため、あまり他社を刺激せず、「大盛り」ぐらいでやめておこうというのが今の考えだ。