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ドコモパケ詰まり解消されない?
ドコモでは2023年以降、東京23区や大阪、名古屋など都市部を中心にデータ通信の速度が低下する「パケ詰まり」と呼ばれる問題が起きていました。
NTTドコモは2024年2月にドコモの通信品質改善「9割以上完了」を報告しました。
しかし、実際のユーザーの意見ではパケ詰まりが解消されておりません。
パケ詰まりの症状
ドコモのパケ詰まりが起こると以下の現象が起こります。
- インターネットが遅い
- 突然、圏外になる
- メールが送受信できない
- 通話が途切れる
ドコモパケ詰まりはひどい?
ドコモパケ詰まりは近年、ひどくなっており、通信品質の低下が顕著になっており、これにより多くのドコモユーザーが不満を抱えています。
以下のような酷い現象が起きています。
- 通勤電車で使い物にならない
- 通信速度が不安定
- 駅周辺でずっと繋がらない
- 地方都市の県庁所在地のど真ん中で朝イチや昼休みにパケ詰まり
- ドコモ回線30年で、ここまで酷いのは近年で移転必至
- 東京よりも大阪梅田のほうがひどい。
- 博多に来ており空港も詰まったし、中洲界隈も何度も詰まった。
- 人口密度が高い場所は必ずパケ詰まり
ドコモパケ詰まりいつまで続く?
ドコモパケ詰まりいつまでも解消しない気配です。現在も多くのユーザーが困ってしまっています。
2024年2月にドコモは、ネットワーク品質を「大幅改善」と報告し対策は9割完了したと発表しました。
実際は多くのユーザーがまだパケ詰まりに困っています。
ドコモのパケ詰まりが起こる原因
トラフィック急増
ドコモの繋がりにくさの原因は通信トラフィックの増加にあります。
繋がりにくい事象が起きやすいのは、東京なら山手線の沿線など、都市部の中でも人が非常に多く訪れる場所で、そうした場所では通信量も必然的に多くなることから、混雑で通信品質が落ちています。
動画視聴の増加
ドコモでは近年、動画視聴が増加しています。
YouTubeや有料の動画配信を見る行為は、コロナ禍で完全に定着しました。
ドコモのでは「使い放題」プランもあります。そうしたプランに入っている人々であれば、当然、動画視聴を含めて「使い放題」にします。
5Gのキラーを「使い放題」に置いた事業者側の戦略が招いたこと、とも言えます。
5G施策の失敗
ドコモは、トラフィック対策の軸足を『瞬速5G』に置いていました。
ドコモは当初、5Gについて、5G専用の帯域である3.7GHz帯や4.5GHz帯中心でのエリア展開を考えていました。4Gからの転用帯域ではなく専用で効率よく使える帯域が重要と考えていたのです。
ただ、5Gの「エリア」だけでいうと、遠くまで届きにくい周波数帯での展開は不利でもある。「ドコモの5Gはエリアが狭い」という印象がついてしまったため、2022年春からは4G帯域を転用した5Gも使うようになりました。
結果として、高い帯域の5Gへ逃すためのネットワーク構築よりも、より多くの人が使う帯域に4G・5G両方が使われる形になってしまい、結局通信品質が落ちました。
4Gと5Gのミックスしていない
ドコモはアンカーバンドという技術を使って、5Gと4Gのデータを効率的に流すことで、安定した通信を実現していません。