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UQモバイル運営会社はKDDI株式会社
UQモバイルは元々はUQコミュニケーションズ株式会社が運営していましたが、現在はKDDI株式会社が運営しています。
KDDIによる「UQ mobile」統合により、実質的なサブブランドであったUQ mobileの事業を、正式にサブブランドにしています。
会社名 | KDDI株式会社 |
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設立 | 1984年(昭和59年)6月1日 |
住所 | 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー |
電話番号 | 03-3347-0077(本社代表)(有料) |
資本金 | 141,852百万円 |
社員数 | 61,288名(連結ベース) |
いつからKDDIが運営?
KDDIは、2020年10月1日をもって会社分割によるUQコミュニケーションズのUQ mobile事業承継が完了しました。
これにより、高品質なネットワークを通じて、「au」に加え、シンプルでお手頃価格の「UQ mobile」のマルチブランドで市場環境やお客さまニーズに即した機動的なサービスの提供を行います。
何が変わる?
「au」と「UQモバイル」はこれまで別々に販売店を展開していたが、共同店舗を設けることで来店者の選択肢を広げます。
UQ契約者向けにも、決済やネットサービスなどの非通信サービスを増やすことができます。
UQモバイルをKDDIが運営する理由
KDDI(au)は2020年に、UQコミュニケーションズの「UQ mobile」事業を統合することを発表しました。
KDDIの実質的なサブブランドとなっていたUQ mobileを直接運営することで、その位置付けが明確になったともいえますが、なぜKDDIはこのタイミングでUQ mobileを統合するにいたったのか、その理由を紹介していきます。
ブランド戦略
大容量の「au」、低料金の「UQモバイル」というダブルブランドで携帯電話事業を強化しています。
自社ブランド「au」とサブブランド化する「UQモバイル」を一体運営し、営業効率化と消費者にわかりやすいサービス提供をしています。
選択の幅が広がる
KDDI(au)は、高品質な通信サービスを提供する一方で、UQモバイルを通じて幅広い通信プランを提供することで、ユーザーに選択肢を提供しています。これにより、通信プランをより個別に選ぶことができ、ユーザーの異なるニーズに合わせたサービスが提供できます。
安心して大容量を使っていただくお客さまは、au。あまり使いにならない方が、低料金で品質が安定しているUQモバイルを勧めることができます。
2ブランドを前提に、料金プランを見直すことができます。
「au」との一体営業ができる
メインブランドとなる「au」との一体営業ができます。
KDDIは、現在メインブランドの「au」とサブブランドの「UQモバイル」を1つの店舗で取り扱う“デュアルショップ”の全国展開をしています。
これによって、auショップを訪れた人に対して、低価格を求めているならUQモバイル、大容量プランを利用したいならauといったように、顧客のニーズに応じた異なるブランドを提案できます。
確実な契約へと結びつけることで、グループ外への“取りこぼし”を生みにくい体制を整えているのです。
auとUQ mobileの2ブランドを1社で展開することで、多様化する顧客ニーズへの対応、営業拠点の統合による体制強化、5Gの推進に向けた経営資源の効率化などのメリットが得られます。
他の携帯キャリアやMVNOへの顧客流出を防ぐ
auは月間データ容量の上限がないプランを提供するなど、ヘビーユーザーに向けた施策を進めています。
そうした中で、ライトユーザー向けプランをそろえるUQ mobileを自社運営することで、他の携帯キャリアやMVNOへの顧客流出を防ぐ狙いもあります。
多様化したブランドで訴求
現在の市場では顧客の多様性が進んでいます。
多様化した市場に対し、一つのブランドではなく、多様化したブランドで訴求していく。安定した通信で動画などを見たい人にはauを、とにかく料金を抑えたい人にはUQを提供します。