ドコモからLINEMO乗り換えメリット
月額990円で利用できる
ドコモの最低利用金は、5Gギガライトの~1GBで月額3465円です。~3GBなら月額4565円します。
みんなドコモ割3回線以上で1100円割引、dカードお支払割で187円割引で~1GBが月額2,178円、~3GBが月額2728円で利用できます。
しかし、それでもLINEMOのミニプラン3GBで月額990円の方が安いです。LINEMOは料金割引はありませんが、最初から安い料金となっています。
事務手数料無料
ドコモからLINEMOに乗り換える際の事務手数料とSIMカード発行手数料は無料です。
各携帯電話各社概ね3,300円(税込)の事務手数料が発生しますが、LINEMOは無料となっております。
LINEMOは事務手数料無料となりますので、エントリーパッケージ等のサービスはありません。
新規契約事務手数料とは別に「SIM発行手数料」「SIMカード準備料」などが請求されることもありません。
速度制限時は1Mbps
ドコモの通信速度制限時は「ギガホ」以外で128Kbpsです。ドコモの「ギガホ」という料金プランだと、通信制限がかかったあとでも最大1Mbpsで利用できます。
ドコモ回線を使っている人は、プランによって制限後の通信速度に違いがあります。
「5Gギガライト」「ギガライト」「ケータイプラン」「はじめてスマホプラン」「U15はじめてスマホプラン」「パケットパック」では送受信時最大128kbps、「ギガホ プレミア」「ギガホ」では送受信時最大1Mbpsになります。
LINEMOの速度制限はスマホプランで最大1Mbps、ミニプランで300kbpsとなっています。
ドコモのギガホ以外の128kbpsより速い速度です。速度制限後に1Mbpsになるということは、通常30Mbpsの速度と比較すると「30分の1」程度です。
LINEギガフリーでLINE通信のデータ消費なし
LINEMOならではの特徴として押さえておきたいのは、メッセージアプリ「LINE」に関するデータ通信量がカウントされない「LINEギガフリー」です。
LINEMOなら、LINEのメッセージ(トーク)のやりとりや、音声通話・ビデオ通話などを利用した際に、データ通信量が消費されません。
ただし、位置情報の共有や、LINE LIVE、スタンプショップの利用、ニュース記事の閲覧など、基本機能以外はデータ通信量がカウントされます。
ドコモはLINE株式会社との提携がないので、LINEサービスの優遇はありません。
通信品質が高い
LINEMOは、ソフトバンクと同じキャリア品質の高速通信が使えて、5Gにも対応しています。ドコモから乗り換えた場合でも、快適に通信できます。
LINEMOはソフトバンクの回線をそのまま利用しているため、高速通信が可能です。LINEMOは格安SIMの部類ではありません。
LINEMOではユーザーが集中する時間帯(昼休み、通勤通学時など)に通信が不安定になったり、通信速度が低下したりといったことが起こりにくいです。
LINEMOについては、ソフトバンクの回線をそのまま利用しているため、通信速度もキャリア同等の品質が期待できます。また、エリアもソフトバンクと同一のため、全国の広い範囲で通信が繋がります。
ドコモからLINEMO乗り換えデメリット
ドコモ端末は対応バンドが異なる
キャリア | 4G(LTE)通信 | 5G通信 |
---|---|---|
LINEMO | Band 1 Band 3 Band 8 Band 11 Band 28 Band 41 Band 42 | n3 n28 n77 n257 |
ドコモ | Band 1 Band 3 Band 19 Band 21 Band 28 Band 42 | n78 n79 n257 |
LINEMOのBand 8といったバンドにドコモ端末は対応していません。Band 1やBand 3、Band 8といった主要なバンドは特に重要です。
LTE Band 8はLINEMOのプラチナバンドに相当します。
「プラチナバンド」とは、700MHz〜900MHzの周波数帯を指すもので、地下鉄やビルの建物内でも電波が届きやすいという特徴があります。
LTE Band 8に対応していないということは、電波が入りにくく繋がりにくいことが予想されます。
5G通信はn78がLINEMOでは非対応なので、ドコモで購入した5G対応スマートフォンでは、LINEMOの5G通信が利用できない場合があります。
端末セット販売がない
LINEMOでは端末セット販売がありません。ドコモからLINEMOに乗り換える際に端末購入ができないので、事前にLINEMO動作確認端末に掲載されている端末を用意する必要があります。
より多くの周波数帯と一致している方が使い勝手が良いのは間違いないので、au端末を使う場合は、ソフトバンクの対応バンドに対応している数が多い端末が最善です。
また、SIMフリーのスマホは日本での販売を意識して作られた場合は除いて、日本のドコモ・au・ソフトバンクのことを考えて作られているわけではありません。
そのため、LINEMOで使う端末はソフトバンク端末を購入することが望ましいです。
店舗サポートがない
ドコモではドコモショップにて「料金の支払い」「プラン変更」「故障修理」「機種購入」などの手続きを店員が行います。
LINEMOはオンライン専用ブランドのため、ソフトバンクやY!mobileの店舗で契約することはできません。
現在、LINEMOが契約できるのは公式サイトのみとなっております。
ただし店頭でLINEMOについて説明することはあります。
説明するまでが限度で、契約はできないようになっております。
ドコモメール継続は有料
ドコモにはドコモメール持ち運びサービスがあります。
これはドコモ回線解約後や他社へ乗り換え後も、ドコモメールを引き続きご利用になれるものです。
ドコモ以外でも「~@docomo.ne.jp」のメールアドレスが使えます。
ドコモメール持ち運びは月額330円(税込)かかります。初回お申込み日から31日間は無料で利用できます。
ドコモからLINEMOへ乗り換えた場合、ドコモメール持ち運びサービスを利用することで、LINEMOでドコモメールが継続利用できます。
大容量プランがない
LINEMOは最大20GBまでのスマホプランしかありません。ahamoのように大盛りオプションがないので、データ増量もできません。
LINEMOでデータ容量20GBを超過した場合、1GB550円(税込み)から追加で購入できます。欲しいデータ容量だけ1GBずつ追加できるので、20GBでは足りないという月も安心です。
しかし、1GBで550円(税込)は割高です。10GB追加したら5500円(税込)かかります。
ドコモからLINEMO乗り換え注意点
申し込みはオンライン
LINEMOはオンライン専用のブランドです。
オンライン専用プランは、全ての手続きをオンラインで完結するように仕向けています。
新規契約、契約内容の変更、サポートの申し込みから解約までWebサイトやスマートフォン用アプリでお客様ご自身が行います。
一部のドコモ端末はSIMロック解除が必要
2015年5月以降に販売された端末はSIMロック解除が原則可能です。2015年4月以前に販売された端末は、一部機種を除いてSIMロック解除に対応していません。
2015年4月以前はほとんどの端末でSIMロックを解除することができませんでしたが、2014年に総務省がSIMロック解除の義務化方針を発表しました。
これにより、2015年5月以降に発売された端末はSIMロック解除ができます
総務省が2021年8月10日に改正した「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」では、2021年10月1日以降に発売された端末は原則SIMロックをかけることを禁止するとしています。
2021年10月以降に発売されたスマートフォンは全て、原則SIMロックがかかっていない状態で販売されていますのでSIMロック解除は不要です。
従って、2015年5月~2021年9月までに発売したドコモ端末はSIMロック解除しないとLINEMOでは動作しません。
通信速度が遅くなる
LINEMOは、ドコモと比べると通信速度が遅いので、ドコモから乗り換えると速度が遅いと感じてしまう可能性があります。
LINEMO: 52.62Mbps
ドコモ:276.89Mbps
MNP予約番号発行の際に手数料がかかることがある
ドコモからLINEMOへ乗り換える際に設定している携帯電話番号ポータビリティ手数料について、2021年4月1日(木曜)に廃止いたしましたので現在は0円です。
ドコモで2019年9月30日までに提供している料金プランをご契約の場合、MNP転出手数料は2,000円(税抜)かかります。
月々サポートの割引が終了する
ドコモの月々サポートとは、端末購入から24ヶ月間一定の額を利用料から割引してくれるものです。
ドコモの月々サポート24ヶ月の期間内に解約をしてLINEMOに乗り換えると割引が終了します。
例えば月々サポート適用から12ヶ月後にLINEMOをした場合、月々サポートは終了します。
この場合、残り12ヶ月の割引がもらえなくなってしまうので、月々サポート月額 × 12ヶ月分損をした計算になります。
ドコモ関連サービスが使えなくなる
LINEMOに乗り換えるとドコモは解約となり、今までドコモ契約に付帯していた関連サービスも同時に使えなくなっています。
【ドコモ解約後に使えなくなるサービス】
ドコモメール(docomo.ne.jp)
ドコモ光セット割
d払い
ケータイ補償サービス
あんしんネットセキュリティ
端末購入時の支払いプログラムがない
ドコモには「スマホおかえしプログラム」があり、プログラム加入者が36回分割払いで購入した対象機種をドコモへ返却した場合に、その翌々月請求分以降の分割支払金(最大12回分)の支払いを不要となります。
「スマホおかえしプログラム」は最大12回分の端末残債が支払不要になるため、プログラムを利用せずスマホを購入した場合に比べ、実費負担額が大幅に安くなります。
「スマホおかえしプログラム」で実費負担額をもっとも安くできるタイミングは、スマホ購入後24ヶ月目に端末を返却する場合です。
そのため、2年(24ヶ月)ごとに機種変更を行えば、常に端末代をお得にできます。
LINEMOはそもそも端末販売していないので、通販で端末を割引なしで購入することになります。