LINEMOは併用可能
LINEMOはディアルSIMを使うことで他社格安SIMとの併用が可能です。
デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードを挿入して、通信の使い分けができる機能です。
電話の着信であれば、どちらの電話番号にかかってきたのかはわかりますし、使いたい通信サービスをそのつど選んで利用できます。
デュアルSIMを使いたい場合は、デュアルSIM対応のスマホが必要になります。
デュアルSIMスマホとは、1台のスマホでSIMカードを2枚を同時に使用することができるSIMフリーのスマートフォンです。
docomoやau、Softbankなどをメイン回線、楽天モバイルやUQモバイルなどを副回線というように使い分けることが可能で、組み合わせも自分好みに自由にすることができます。
SIMカードとeSIMの組み合わせが可能
LINEMOはSIMカード・eSIMどちらも対応しています。
LINEMOのSIMカードとahamoのeSIMを組み合わせたり、LINEMOのeSIMとahamoのSIMカードを組み合わせるなどできます。
音声通話SIMとデータ通信SIMの組み合わせ
LINEMOに20GBのスマホプランに加え、3GBのミニプランがありますが、どちらも音声通話SIMのみとなっており、データ通信専用プランはありません。
従って、電話番号1つとデータ通信プランを組み合わせたい場合は、LINEMOの音声通話SIMと他社格安SIMのデータ通信専用プランの組み合わせをすることになります。
LINEMO併用するにあたりデュアルSIMの種類を知ろう
デュアルSIMには、スマホが2つのSIMをどのように認識するかによって、以下の4つの種類(方式)があります。
- DSSS(デュアルSIMシングルスタンバイ)
- DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
- DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)
- DSDA(デュアルSIMデュアルアクティブ)
通話同時待ち受け | 回線利用 | SIMの切り替え | 通話中のデータ通信 | |
---|---|---|---|---|
DSSS | 不可 | 片方のSIMのみ | 都度手動 | 不可 |
DSDS | 可能 | 4G/3G | 不要 | 不可 |
DSDV | 可能 | 両方4Gで利用可能 | 不要 | 不可 |
DSDA | 可能 | 両方4Gで利用可能 | 不要 | 両方のSIMで可能 |
DSSS(デュアルSIM・シングルスタンバイ)
DSSSは、他の組み合わせと比べると、機能が少なくなります。
2つの回線を同時に待ち受けすることはできません。どちらか1つの回線を有効にすることができ、その間はもう一つの回線は、圏外になります。
■出来ること
・どちらか片方のSIMを有効にできる
・有効にしているSIMの電話番号のみ、音声通話の発着信とデータ通信が使用できる
■出来ないこと
・有効になっていない片方のSIMでは、音声通話の発着信とデータ通信ができない
DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)
DSDSは、2つの回線を同時に待ち受けることが可能です。
その際の利用回線は、3Gと4Gになります。
■出来ること
・SIMの切替を行わなくても2枚のSIMで音声通話の着信ができる
・片方のSIMでデータ通信を行っている間に、もう片方のSIMで着信できる
■出来ないこと
・片方のSIMで通話中のときは、もう片方のSIMでデータ通信ができない
・2つのSIMで同時に通話ができない
DSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)
DSDSよりも優れているのが、DSDVです。
2つの回線を同時に待ち受けることが可能で、その際の利用回線は、両方とも4Gです。
■出来ること
・SIMの切替を行わなくても2枚のSIMで音声通話の着信ができる
・片方のSIMでデータ通信を行っている間に、もう片方のSIMで着信できる
■出来ないこと
・片方のSIMで通話を行っている最中は、もう片方のSIMカードで通信できない
・2つのSIMで同時に通話ができない
DSDA(デュアルSIM・デュアルアクティブ)
デュアルSIMの組み合わせで現在、最も優れた機能を持つのが、DSDAです。
2つのSIMを同時に待ち受けでき、片方が通話中でももう片方でデータ通信できます。
つまり、通話中に、別のSIMで映画などの大量データをダウンロードすることも可能です。
■出来ること
1台のスマートフォンに2枚挿した場合、
・SIMの切替不要で同時に通信・通話ができる
・片方のSIMで通話しながら、もう片方のSIMでデータ通信ができる
■出来ないこと
・2つのSIMで同時通話ができない
LINEMOと他社格安SIMを併用するメリット
個人用と仕事用で分けることができる
音声対応SIMのSIMカードを2枚使用することで、1台のスマホでプライベート用と仕事用で携帯電話番号を分けることができます。
電話番号が2つあれば、携帯電話会社の電話番号でしか登録ができないSNSアプリのアカウントを2つ取得して使い分けることもできます。
プランを組み合わせて節約できる
デュアルSIM対応スマホには、LINEMOと異なるキャリアやプランのSIMカードをセットできます。
例えば、LINEMOのミニプランと他社格安SIMのデータ通信専用の大容量プランを組み合わせることで、LINEMOのスマホプラン1台を契約するよりも節約できます。
通話とデータ通信で使い分け
通話用とデータ通信用でSIMを使い分けができます。
MVNOのサービスには音声通話のみ、データ通信のみというプランも用意されているので、格安のプランを組み合わせることで、全体の通信料を抑えることができます。
大手通信キャリアを残したままLINEMOが使える
デュアルSIMのDSDVの場合、発信や着信を2つのうちどちらのSIMで使うかを選択することができます。
この機能を利用すれば、たとえば大手通信キャリアソフトバンクの家族割や使い慣れたキャリアメールを残しつつ、発信する際にはLINEMOを利用して通信料を抑えるという使い方も可能です。