4ヶ月前に仕事を退職したので貯金が少なくなってきました。仕事は、見つかりましたがなかなかたまりません。もう少し節約していきたいと思っています。そして貯金が貯まったらペッパードライバーを克服してサポートカーを購入したいです。

(28歳女性)

執筆者・監修者「西岡 秀泰」からの回答

サポートカーは高額というイメージがあるかもしれませんが、軽自動車や小型自動車でも自動ブレーキなどの先進安全技術を備えた車種が増えているため、費用を抑えることができます。

新車で購入する場合の車両本体価格は、軽自動車なら100万円以上、小型自動車なら150万円以上が相場です。最低限のオプションや諸経費を含めると、約20万円プラスのイメージです。

ローンを利用せずに購入費用全額を一括払いする場合、100万円以上のお金を貯めなければなりません。3年で100万円を貯めるには毎月約2.8万円、2年ならば約4.2万円の積立が必要です。金利はほとんどつきませんが、短期の貯蓄には銀行預金を利用するのが一般的です。

ローンを利用する場合は、可能ならば銀行のマイカーローンを選択しましょう。ディーラーローンの金利は4%以上、銀行のローン金利は2%以下が相場ですから、どこでかりるかによって総返済額は数万円以上異なります。

また、車を購入後は維持費として自動車税や自動車保険の保険料、駐車場代、ガソリン代などが必要となるため、維持費を含めた資金計画が必要です。初めて自動車に乗る場合(7等級スタート)、車両保険をつけると10万円前後になるため購入前の見積もりをおすすめします。

自動車購入後の維持費を含めて購入時の支払金額とローンの割合を決めた上で、購入時期と貯蓄目標を立てましょう。

執筆者・監修者

著者名

西岡 秀泰

生命保険株式会社に25年勤務した後、西岡社会保険労務士事務所を開設。労働保険・社会保険に関する企業サポートを行うとともに、日本年金機構の年金事務所で相談員もしています。「ひと」が抱えるさまざまなリスクに有効な制度や金融商品を、社会保険労務士とFPの立場から紹介します。
【保有資格】社会保険労務士/2級FP技能士

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